原材料などが届かなくなる? 物流の2024年問題は「宅配」ではなく「企業間輸送」の問題【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2023年7月11日(火) 08:00
このページは、外部サイト ネットショップ担当者フォーラム の情報をRSSフィード経由で取得して表示しているため、記事の一部分しか表示されていなかったり、画像などが正しく表示されなかったり、オリジナル記事が意図したデザインと異なっていたりする場合があります。
完全な状態のオリジナル記事は 「原材料などが届かなくなる? 物流の2024年問題は「宅配」ではなく「企業間輸送」の問題【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ」 からご覧ください。
ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年7月3日~7月9日のニュース

物流の2024年問題って「宅配の荷物が届かない」というイメージがありますが、実際は企業間輸送に大きな影響を与えます。通常の輸送に影響が出ますので、「何かを作りたくても材料が届かない」ということにもなりかねません。

2024年問題の本質を理解する

本当は“送料無料”ではなく“送料込み”――物流業界が2024年に直面する働き方改革の実情 | Yahoo!ニュース オリジナル Voice
https://news.yahoo.co.jp/articles/5473b6775b529ce62823d0fe6fd1c35081aefdee

よくメディアでは2024年問題は「宅配」で語られていますが、実はこの一番の当事者は「企業間輸送」、つまりBtoBの輸送するトラックドライバーたちです。輸送量ベースでいうと、宅配はわずか7%以下。もちろん宅配にも大きな問題はありますが、2024年問題は「ECサイトで買った物が届かなくなる問題」ではなく、「ECサイトで買おうとした物が作れなくなる問題」なんです。

ご自身もトラックドライバーの経験がある橋本愛喜さんのインタビュー記事です。2024年問題って私も宅配への影響が大きいと勘違いしてしまうことがあるのですが、実際はトラック輸送全体に影響します。

つまり、2024年問題で「人手不足だ、荷物が運べない」と言っているのは「劣悪な労働環境でも運んでくれる人手が不足している」という状態なんです。そんな状況なのに、現場のみに法的なペナルティが科されている。荷主の指示通りに動くほかないのに、荷主には罰則が今のところない。

ここが重要なポイントです。ドライバー全体ではなくて、劣悪な環境で働いている人に大きな影響が出ます。多重構造になっていることで、最終的なドライバーにわたる賃金が少なくなり、さらに劣悪な労働環境になってしまう。ドライバーのことを考える荷主が増えれば変わるのでしょうが、引用文にあるように罰則がありません。

例えばECサイトでレトルトカレーを買ったとします。
24年問題は、その注文したカレーが「届かなくなる問題」なのではなく、「作れなくなる問題」。カレーの製造工場に野菜や牛肉を運んだり、さらに牛肉にする牛の飼料を運ぶトラックが今後滞ると危惧されているのです。

橋本さんがコメント欄に書いたものを引用します。トラック物流自体に影響が出る。つまり、通販で買ったものが届かないということだけではなく、あらゆるものが届かなくなるということです。これがわかっていれば、消費者としても「何かしら協力しよう」と思ってくれるはず。

「送料無料」ではなく「送料込み」とか、「送料弊社負担」とかに言葉を変えるだけでも、ドライバーが運んでいるんだっていうのがわかって許容につながってくるのではないでしょうか。トラックドライバーが運んでいる「荷物」=「私たちの生活」だと思ってもらえるだけでも、だいぶ変わってくるかなと思います。

送料無料ってわかりやすい言葉ではあるんですが、本当に無料ではないですよね。自分たちの売り上げだけではなく、トラック業界、物流業界のことを考えて、「送料弊社負担」に変えてはいかがでしょうか?

今週の要チェック記事

「送料別」でも月商差なし? 消費者は無料好きを疑え | Forbes JAPAN
https://forbesjapan.com/articles/detail/64049

冒頭の記事に関連して。送料無料よりも配送日指定の方が人気。買う側からすれば指定できないほうが不自由ですもんね。

物流クライシス 2024年問題を乗り越えるには | NHK解説委員室
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/485286.html

こちらはNHKの解説記事。賃上げされれば送料も上がります。それが自然ですね。

ポスト投函できる小荷物を1個120円で配送。セイノーグループが始める通販・EC向けの新サービス「コニポス」とは | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11126

「リードタイムは5日」。ここをどう見るかです。

Shopifyユーザー向け配送サービスに佐川急便の「飛脚宅配便」と「飛脚ラージサイズ宅配便」が対応 | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/13128

「Shopify」ユーザーには便利な仕組み。ラージサイズは助かります。

「Yahoo!ショッピング」で起きている客離れ。ポイント戦略の転換、出店者の声など現状まとめ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11112

ここに力をかけていないとはいえ、なかなかひどい状況に。商品券は本当にわかりにくいです。

フリマアプリ「メルカリ」、サービス開始10周年記念インフォグラフィックス公開 | メルカリ
https://about.mercari.com/press/news/articles/20230630_infographics/

ちょっとしたものは「メルカリ」で検索して買うことが多くなってきました。匿名配送も便利です。

リユースで購入したブランドの新品購入機会増加は約4割。買い物は「長持ちする商品を購入する」が8割【リユースに関する調査】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11130

メルカリの記事に関連して。社会人になって所得が増えれば新品という流れ。

Googleの「Search Central Live Tokyo 2023」から考えるEC事業者がAI活用で意識すべきポイント | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11096

「どうなの?」と思う前に使ってみることをオススメします。色々な作業が効率化されますよ。

今週の名言

学ぶことで世界は広がる。65歳で修士号を取得した私が、還暦を過ぎてからの「学び直し」で得たもの | tayorini by LIFULL介護
https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/interview/finalvent/

そもそも老いてなお、学ぶことができる。それ自体がたとえようもない幸福となるのだ。

学ぶことをやめてしまったら成長が止まってしまいます。新しいことに取り組んだり新しい知識を身に付けたりすると、モノの見え方が変わってきますのでさらに新たな発見も。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:原材料などが届かなくなる? 物流の2024年問題は「宅配」ではなく「企業間輸送」の問題【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

筆者出版情報
「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法

森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税

この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!

この本をAmazonで購入
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

インタラクティブ広告
ユーザーに能動的なアクションを起こさせたり、双方向のやりとりをしたりしてコミュニ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]