楽天の2019年1~6月期(中間期)連結業績における国内EC流通総額は、前年同期比13.8%増の1兆7936億円だった。
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国内EC流通総額の推移(画像はIR資料をキャプチャ)
2019年4~6月期(第2四半期)は同14.5%の9219億円。ここ数年では四半期ベースで最も高い成長率を達成したという。さらなる成長のため横断的な取り組みとジャンル強化策を推進していくとしている。
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国内EC流通総額の伸び率推移と今後の強化策(画像はIR資料をキャプチャ)
国内EC流通総額は「楽天市場」「楽天トラベル」「楽天ブックス」「楽天マート」「ラクマ」などのほか、ケンコーコムと爽快ドラッグの合併会社「Rakuten Direct」などの流通額を合算した金額。
なお、2019年中間期から一部事業において内部取引消去を行ったため、数値を遡及修正している。今回発表のデータから過去の1~6月期のEC流通総額を算出すると、2018年1~6月期は1兆5752億円。
楽天市場トピック① クロスユースが堅調に推移
SPUなどの施策により、クロスユースは堅調に推移。アクティブユーザーの増加に伴いメンバーシップバリューが拡大しているという。
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クロスユース率の増加(画像はIR資料をキャプチャ)
楽天市場トピック② モバイル流通総額の比率は74.1%
2019年4~6月期における「楽天市場」のモバイル流通総額の比率は74.1%に拡大。前年同期比で7.5ポイント上昇した。
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モバイル流通総額の比率(画像はIR資料をキャプチャ)
楽天市場トピック③ カード決済比率は59.4%
「楽天市場」の流通総額における楽天カード決済比率は継続的に拡大。2019年6月時点で59.4%となっている。
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「楽天市場」の流通総額における楽天カード決済比率(画像はIR資料をキャプチャ)
楽天市場トピック④ 今後の施策
「購入金額●●●●円以上で送料無料」といった送料の消費者負担を0円とする“送料無料ライン”を、「楽天市場」全店舗共通で税込み3980円以上にする。2020年春前までにスタートする予定。
購買頻度増加や新規ユーザーの獲得を見込むという。
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購買頻度増加や新規ユーザーの獲得を見込む(画像はIR資料をキャプチャ)
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オリジナル記事:楽天の国内EC流通総額は13.8%増の1兆7936億円【2019年中間期まとめ】
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