オプトとコネクトムが設置する、有店舗事業者のデジタルシフトを支援する組織「オムニチャネルイノベーションセンター」は7月4日、新規事業創出や企業のインベーションを支援するイグニション・ポイントと共同で、「消費者のデジタルシフト調査レポート2109」を創刊したと発表した。
インターネットとリアル店舗の両方を利用する消費者が購入する商品は、「洋服・靴・鞄」が33%と最も高く、以下、「玩具」が29%、「化粧品」が24%と続いている。
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ネットおよび店頭の両方を利用する消費者
品目ごとのネットでの購入経験を年代別に調査したところ、「本」や「旅行」などは年代によって偏る傾向はみられなかった。一方、「洋服・靴・鞄」や「家具」といったカテゴリーでは、若年層の方がネットでの購入意向が強い結果となっている。
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年代別ネットおよびリアル店舗での購入に関する実態
ネットでの購入経験比率が最も高い品目は「本」で、63%の人がネットでの購入体験があると回答。「旅行」(60%)、「玩具」(59%)、「洋服・靴・鞄」(53%)、「家電」(47%)の順で、ネットで購入している消費者の比率が高い。
「生鮮食品」(12%)、「医薬品」(15%)、「日用品」(16%)などの品目は、ネットでの購入経験が少ない人が多く、ネットでの購入意思が低いことが読み取れる。
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ネットで購入している消費者の比率
「消費者のデジタルシフト調査レポート2019」は、消費者のデジタルシフトの実態を明らかにすることを目的とし、約1000人に対するアンケートとグループインタビューを実施した結果を、デジタルコンシューマー総研がまとめたもの。デジタルコンシューマー総研は、オムニチャネルイノベーションセンターとイグニション・ポイントが、生活者・小売店舗・ネット・メーカー・テクノロジー企業の中立的な結節点となり、消費者のデジタルシフトを捉えて新たな「お買い物体験」を研究・創出することを目的に設立した。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ECとリアル店舗を使うユーザーは「洋服・鞄・靴」で33%、「化粧品」が24%【消費者のデジタルシフト調査レポート 2019】
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