ユナイテッドアローズとシグマクシス、博報堂DYメディアパートナーズは共同で、消費者がアパレルを試着した際の写真をシェアするアプリ「fitom(フィットム)」を提供する。アパレル企業は、試着写真をECなどの販売促進に活用できる。
3社は3月1日付で合弁会社のfitomを設立した。fitomは5月上旬にアプリの提供を開始し、2024年までに1000万ダウンロードをめざす。
「fitom」のユーザーは、ネット通販などで気になる商品を見つけた際、その商品の試着画像を「fitom」でリクエスト。別のユーザーが実店舗で当該商品を試着し、写真を「fitom」に投稿するとポイントを獲得できる。
試着写真をリクエストをしたユーザーが、写真を見てその商品をネット通販で購入した場合、ブランドがfitomに手数料を支払う。商品のタグを店頭でスキャンすると、該当商品のリクエスト件数に応じたポイントが表示される仕組み。
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「fitom(フィットム)」の仕組み
アパレルブランドは「fitom」に参加することで、消費者が投稿した試着写真をネット通販の販売促進に利用できる。また、試着写真のリクエスト 件数や、写真の投稿数などを分析することで、商品の人気度などを把握し、商品戦略や売場作りに生かすことが可能だ。
3社は2018年9月から11月にかけて「fitom」のテストマーケティングを実施した。その結果、アプリをダウンロードしたユーザーのうち、週1回以上の頻度でコンテンツを閲覧またはアップロードしたユーザーの比率は、試験期間の中盤以降60%を超えたという。アプリに対するニーズが見込めることから、正式リリースを決めた。
フィットムは資本金1億円。出資比率はシグマクシスが39%、ユナイテッドアローズが34%、博報堂DYメディアパートナーズが27%。
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オリジナル記事:ユナイテッドアローズらが始める試着写真シェアアプリ「fitom」とは
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