数ヶ月以内にGoogleはインデックスを分割する。モバイルユーザーにより良く、新鮮なコンテンツを届けるためだ。 | SEO Japan

SEO Japan - 2016年10月17日(月) 06:00
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以前からアイデアとしては聞かれていたものが、現実となりそうです。先日のPubcon(アメリカのラスベガスで開催されるWebマーケティングの大規模カンファレンス)にて、Googleのゲイリー・イリェーシュ氏がモバイル版のインデックスの情報を伝えたようです。”Mobile First Index”と呼ばれているようですが、詳細な内容も開始時期も明らかにしておりません。しかし、実際にその仕組が動く段階になれば、Googleが公式に発表するとも明言しています。そのため、何か対応を急ぐというよりも、Googleからの情報を待ちたいところですが、今後の情報については注意して収集していきたいと思います。– SEO Japan

現在のところ、Googleは検索に使用するためのインデックスを1種類しか持っていない。Googleのゲイリー・イリェーシュ氏は、モバイル検索用にインデックスを分離するプランを公表し、そして、そのインデックスが主要なものとなるようだ。

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Googleは数ヶ月以内に、モバイル用にインデックスを分割する予定だ。今後はこのインデックスが、検索エンジンがクエリへの返答に使うための、主要なインデックスとなるようだ。デスクトップ用のインデックスはそのまま保持されるが、モバイル用のインデックスほど更新されない(最新のものとならない)とされている。

このニュースは、本日行われたPubconで、GoogleのWebマスタートレンドアナリストである、ゲイリー・イリェーシュ氏のキーノートにて発表された。ゲイリー氏は、この件についてのスケジュールは言及していなかったが、Search Engine Landが後に問い合わせたところ、”数ヶ月”以内に起こりうることを認めた。

Googleはモバイル版のインデックスの考えに基づいた実験を行っていることを、昨年のSMX Eastで発表している。以降、Googleはモバイル版のインデックスは理にかなったものであり、この考えを進めていくことを決定したようだ。

この、モバイル版のインデックスがどのような仕組みになるのか、実際には不明点が多い。例えば、モバイル版のインデックスが”主要”となるようだが、デスクトップのクエリには使用されないのだろうか?モバイル版のインデックスには、”モバイルフレンドリー”のコンテンツしか含まれないのか?デスクトップ版のインデックスはどの位の頻度で更新されるのか?デスクトップの使用は、Googleのクエリの中の少数派となっているが、それでもその使用量は大きいはずだ。

最も重要な変更は、モバイル用にインデックスを分割することにより、Googleは、モバイルのランキングを決定するためにデスクトップのコンテンツからデータを引き出している既存のシステムと比べ、”純粋な”モバイルコンテンツにおける(既存のシステムとは)異なった方法でランキングアルゴリズムを用いることができるようになる、という点であろう。

ゲイリー氏によるキーノートの参加者のツイートをたどればその内容が垣間見えることになるが、それでも全てが明らかになるというわけではない。

.@methode: Google creating a sep mobile index, which will be it’s primary index. Desktop will be a secondary index,less up to date #Pubcon

— Lisa Barone (@LisaBarone) 2016年10月13日

【画像内和訳】
Googleはモバイル用にインデックスを分割しようとしており、今後はこれが主要となる。デスクトップ版のインデックスは2次的なものとなり、更新頻度も下がる。

Mobile first index will change things since mobile sites tend to not be as large as desktop. @methode #pubcon

— Jennifer Slegg (@jenstar) October 13, 2016

【画像内和訳】
モバイルサイトはデスクトップサイトと比べそれほど大きくないため、モバイル・ファースト・インデックスは多くのことに変化を与えるだろう。

Mobile index will be primary & desktop secondary-think about what are the main differences between your mobile & desktop #pubcon @methode pic.twitter.com/umwBoYA6Cx

— Eugene Feygin (@rawseo) October 13, 2016

【画像内和訳】
モバイル版インデックスは主要に、デスクトップ版インデックスは2次的なものに。自身のサイトのモバイルページとデスクトップページの大きな違いは何かを考えよう。

Google will still have a desktop index, it just won’t be as fresh as the mobile index. #pubcon

— Lisa Barone (@LisaBarone) October 13, 2016

【画像内和訳】
Googleはデスクトップ版のインデックスを継続して保持する。モバイル版のインデックスほど更新されないようになるだけだ。

Sites often remove content and structured data from mobile pages for size. @methode #pubcon

— Jennifer Slegg (@jenstar) October 13, 2016

【画像内和訳】
サイズを考慮し、モバイルページからコンテンツと構造化データを除去しているサイトはある。

If the content on your mobile page is the same as desktop, those sites will be fine. @methode #pubcon

— Jennifer Slegg (@jenstar) October 13, 2016

【画像内和訳】
モバイルページのコンテンツがデスクトップページのコンテンツと同一である場合は、問題はないだろう。

Links will be scarcer on mobile. There will be loss of tokens (words). People put less content on mobile devices. #pubcon

— Lisa Barone (@LisaBarone) October 13, 2016

【画像内和訳】
モバイルにおいて、リンク数は少ない。単語も不足している。モバイルデバイスにはそれほど多くのコンテンツを載せないのだ。

When @methode says tokens he’s mostly referring to words on the page. #pubcon

— Ryan Jones (@RyanJones) October 13, 2016

【画像内和訳】
ゲイリー氏が”tokens(しるし)”と述べる場合、ページ内の言葉を指す場合が多い。

我々はGoogleに詳細を尋ねているが、詳細が明らかになるのはその変更が行われる時であろう。今後数ヶ月は待たされることになりそうだ。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Within months, Google to divide its index, giving mobile users better & fresher content」を翻訳した内容です。

モバイル版のインデックスの構想については度々聞かれていましたが、実現するには色々と難しいという話しも聞いていました。今回、ゲイリー氏の口から、明確なプロジェクトについての言及がありましたが、これについては近い将来確実に実現すると考えたほうが良さそうですね。Webサイト側が何をすべきなのかが明らかになっていませんが、早めの報告を行うことで「心構えを持っておけ」、というメッセージかもしれません。モバイルフレンドリー・アルゴリズムの時もそうでしたが、細かい情報が徐々に明らかになる可能性もあるので、SEO Japanとしても注意して情報を集めたいと思います。– SEO Japan
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