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LINEマストビューを使った動画プロモーション事例とその結果」 からご覧ください。
動画プロモーションの中には、親しみやすいアニメなどを使って視聴者により強いメッセージを伝えることに成功している例がかなりあります。ここ数年では、テレビコマーシャルと連動型の日産「低燃費ハイジ」やベンツとマリオの異色の取り合わせなどが話題を呼びました。
そんな中LINEも動画プロモーションを使った取り組みを実施しました。企業が配信する最大30秒動画をユーザーが視聴すると、無料でスタンプがダウンロード可能となる広告メニュー「LINEマストビュー」です。LINEのこの試みでは、いくつかの大手企業がそのプロモーション手法に手応えを感じたそうです。
● スタンプダウンロードを条件として使った動画広告プラットフォーム「LINE マストビュー」
● 「LINE マストビュー」はこんな流れになっている
動画視聴連動型スタンプ配信メニュー「LINE マストビュー」のインパクト
LINEはスタンプを使ったコミュニケーションメディア戦略を数多く実施しています。動画に関しても、企業の動画を視聴したユーザーに対してインセンティブを付与する動画視聴型インセンティブサービス「LINE フリーコイン Video」を、2014年1月よりスタートさせました。「LINE フリーコイン Video」の導入企業はこれまでに90社、LINEユーザーによる総閲覧数は5,145万回以上を獲得しています。
2015年1月にスタートした「LINE マストビュー」では、プロモーション動画の視聴を条件にLINEユーザーが無料でスタンプをダウンロードすることができる広告メニューとなっています。LINEを使う時の必須アイテムと言ってよいスタンプの無料ダウンロードをインセンティブとすることで、より広範囲な動画視聴が期待できます。
動画視聴完了がスタンプのダウンロード条件となるため確実な情報訴求を行うことができるなど、TVCMではリーチしきれない層への動画プロモーションの拡大が期待されます。
LINE マストビュー事例
LINEマストビューの第一弾はメルセデス・ベンツです。では、LINEマストビューのユーザー体験の流れを見てみましょう。
【LINE マストビュー動画プロモーションの流れ】
1.LINEアプリ内の「スタンプショップ」ページから「EVENT」へ移動します
2.「動画を観てスタンプGET!」と出ているのがお目当てのLINEマストビューです
3.画面に出てくる「動画を観る」を選択し、動画を視聴。
4.動画を最後まで見ると「スタンプをダウンロード」と表示されます。
動画視聴完了がスタンプのダウンロード条件となるため、確実なメッセージの訴求を行うことが可能となります。メルセデス・ベンツのプロモーションのテーマは「DRIVE SAFELY」です。メルセデス・ベンツの「毎日のコミュニケーションの中で、少しでも安全運転を意識してもらえたら」というメッセージ訴求がポイントになっています。
このプロモーションの効果はかなり大きく、スタンプを実施して8日が経過した段階で、400万人以上がダウンロードしているという数字が出ていますので、400万人以上がメルセデス・ベンツの動画を視聴完了したということになります。
まとめ
LINEの動画広告への取り組みは、これまでも様々な話題を呼んできました。例えば「スポンサードスタンプ」http://cdn.notices.jp/docs/line.pdf では、CMに登場するタレントをそのままスタンプ化して、これまでに累計で118件のテレビCMとの連動広告を提供してきました。
LINEの田端氏によると、「LINEマストビュー」の特徴として500万~1000万人規模のリーチが見込めるとしており「単に“見ておしまい”ではなく、使う中で“自分ごと化”しつつ、これまでブランドやその製品と縁がなかった層にも『トーク』を通じて拡散していくというのが最大の特徴です」と話しています。
「LINEマストビュー」の結果を見るようにアニメなどの親しみやすいコンテンツを使って動画プロモーションをすることにより、視聴者により強いメッセージを伝えることができます。またプレゼントやダウンロードなどのインセンティブと動画プロモーションを掛け合わせることで、より確実な情報訴求を行うことができると考えられます。
アニメを使った動画プロモーションを自社のコミュニケーション戦略の一つとして検討してみてはいかがでしょう。