リハビリ第二弾はソーシャルシグナルとSEOについて書いてみたいと思います。データは事実ですが、そこからの考察は完全なる独断と偏見ですので苦情は受け付けておりませんwソーシャルシグナルとGoogleのランキングの関係性については、いろいろなところで語られています。・ソーシャルシグナルはランクとの相関がある・ソーシャルシグナルはランク付けに使っていない・本当はソーシャルシグナルをランク付けに使っているはずだ・ソーシャルシグナルが多いサイトは元々高品質だからランクがはじめから高いetc..いろいろな意見があり、いろんな検証データがあるのが現状だと思います。私も京都大学との共同研究の中でソーシャルシグナルとランクとの関連性を計測していますが、相関がないとは言えないデータが出ているのが現状です。※グラフの厳密な見方の説明は省かせて頂きますが、基本的に赤色部分が多いほど勝率が高くなる=ランクが高くなるというグラフです。横軸はほぼそれらのシグナル数(ただし対数)と考えて差し支えないデータになっています。(厳密に言うと違いますがここでは詳細なデータの説明は省かせて頂きます)こちらはTwitterのツイート数(リンクが掲載されてツイートされた数)とランクの関係です。Twitterは現在発リンクにはnofollowが入りますので被リンクとしてリンクジュースが流れてきません。しかしながらTwitterのツイート数との相関はあると言ってかまわないようなデータが出ています。このデータから考えられることですが、・nofollowだけれども実はシグナルとして受け取っている・TwitterカードなどAPIで外部サイトに掲載される場合はdofollowになる・はてなブックマークなどTwitterと連動するサービスからのリンクが増える・Twitterでよくシェアされるコンテンツを機械学習してアルゴリズムに組み込んでいる・たまたま偶然・シェアされるコンテンツはもともと優れているから次にfacebookとランクの相関関係を表すグラフです。こちらも数値が大きいところが不安定ながら相関がありそうな結果です。なお、facebookのシグナルとしては、シェアされた数といいね数がカウントされています。こちらも・実はシグナルを使っている・Facebookでよくシェアされるコンテンツを機械学習してアルゴリズムに組み込んでいる・シェアされるコンテンツはもともと優れているからということが考えられます。最後にGoogle+です。こちらは他の2つに比べてはっきりと相関関係が見られるグラフになっています。・Google+はオリジナル(シェア)ではないもののリンクはdofollowであり直リンク効果である・実はシグナルを使っている・Google+でよくシェアされるコンテンツを機械学習してアルゴリズムに組み込んでいる・シェアされるコンテンツはもともと優れているからの3つが考えられるかと思います。いずれしても「実は・・・」みたいな話はありますがGoogleが公式に否定していることなので一応信じることにして(笑)ではなぜ相関が出るのか?ですが個人的に・よくシェアされるコンテンツを機械学習してアルゴリズムに組み込んでいるという可能性は高いと思っています。Googleはユーザーテストの結果や一時期はChromeの拡張機能からの情報を機械学習してアルゴリズムに反映させていたはずです。機械学習の優秀な人材が様々な大学からGoogleに入っているそうですし、かなりの高い精度でソーシャルメディアで人気がある・指示される(=世の中で人気がある、指示される)コンテンツの特徴を把握してアルゴリズムに反映しているのではないでしょうか?あくまで個人的な考えですが、2014年はソーシャルシグナルをこのような間接的な形だけでなく、直接的にも使用してくる可能性は高いと思っています。もちろんそれにはGoogle+を用いる場合は、Google+の普及が前提ですが、Author Rankと絡めながら新しいアルゴリズムが導入される確率は高いと思っています。Author Rankについては次回、もしくは近いうちに考察を書きたいと思います。木村賢 twitter Google+
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