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「統計学を拓いた異才たち」を読んだ」 からご覧ください。
本書は数式とかは一切出てこなく、近年の統計学に関わりを持った人間達の関わりあいやエピソードなどをまとめた科学史本だ。しかも当事者でもある人が書いているので、別に網羅的な訳でもない。
しかし所詮科学といっても、人間模様があるのが面白いところで、こうやって学問や実務への応用が進んできたのかというのは小説として楽しめた。
統計を学びたいとかいう人には全くお薦めしない。誰にするめるかというと、難しい問題だ。まあ章が細切れなのは、下記を見てもらうとわかるが、これを見てワクワクする人だけにお薦めしておこう。
どうも日経ビジネス人文庫からも出されているようで、安い文庫本もあるようだ。値段は1,200円で約半額だ。内容が全く同じかどうかは知らない。
<目次>
第1章:紅茶の違いのわかる婦人
第2章:歪んだ分布
第3章:かの親愛なるゴセット氏
第4章:厩肥の山を調べ上げる
第5章:「収量変動の研究」
第6章:「百年に一度の洪水」
第7章:フィッシャーの勝利
第8章:死に至る分量
第9章:ベル型曲線
第10章:当てはまりのよさを検定すること
第11章:仮説検定
第12章:「信用」詐欺
第13章:ベイズの異説
第14章:数学のモーツアルト
第15章:下から見上げた眺め
第16章:母数を取り除く
第17章:全体より部分が優れているとき
第18章:喫煙はがんの原因か
第19章:最高の人を求めるのであれば・・・・
第20章:ただ、純朴なテキサス農場ボーイとして
第21章:天才誕生
第22章:統計学のピカソ
第23章:悪影響の扱い方
第24章:産業を再生した男
第25章:黒ずくめ女史のアドバイス
第26章:マルチンゲールの行進
第27章:治療の意図
第28章:コンピュータは自分自身に向かってゆく
第29章:隠れた欠点のある崇拝物
発行:日本経済新聞出版社
著者:David Salsburg
訳:竹内恵行、熊谷悦生
定価:2,200円+税
約440ページ
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