パンダアップデートに備えて、「コンテンツを厚くしなければ」みたいな話は良く聞くところだと思います。Googleがshallowなコンテンツをパンダ・アップデートで特に評価しないと言っていることから、深く厚いコンテンツにしなければと思うのは当然の流れです。ちなみに、shallowの反意語を調べると、一般的にはdeepで良いようです。(英語は得意ではないので、間違っていたら教えてください。一応調べたらそうなってましたが・・)さて、そうなると厚く=深くとなるわけですが、実際にどのように深くしていけば良いのでしょうか?今回はそこについて考えてみたいと思います。内容的には、SEOというよりはサイト設計、コンテンツ設計の基本中の基本だと思うので、上級者の方は読み飛ばしてください。例えばサッカーに関するウェブサイトがあったとしましょう。次のようなサイトがあったとします。(上段から第一階層、第二階層の順)仮に上記のような3ページのサイトがあったとします。今回はパンダ・アップデートに限った話ではないですが、上記は3つのページから成り立った、薄っぺらいサイトだと考えることができます。では、shallowではないとしたら次で良いのでしょうか?(チーム名は個人的趣味につき、ご自身のお好きなチームに置き換えてお読みください・・)確かに深いかもしれませんが、非常に情報が偏っていますね。shallowではないとしても(十分これでもshallowだけれど)、narrowですね。では次はどうでしょうか?深さは上記のままですが、だいぶ広がりました。「サッカー」というテーマでGoogleが最も「深い」「価値ある」コンテンツと捉えられるのは、確実に3つめでしょう。これは人が見ても同じはずです。ちょっとこれらの図にいたずらしてみます。(3つめの画像は、海外サッカーの下にもコンテンツがあると仮定してください)上記で元の画像に三角形をかぶせてみました。上記2つの三角形の面積は同じです。そして、3つめのほうがかなり大きくなっています。上2つは、深さでは2番目が大きいのですが、結局狭く三角形の面積は同じです。私は、コンテンツの深さとか厚さというのはこの三角形で捉えるべきだと考えています。例えば、サッカーについて横にだけ広げるコンテンツ。第二階層に、Jリーグ、プレミアリーグ、スペインリーグ、セリエA・・・などと広がっているものも、三角形にしてみたら以外と小さいですよね。逆に、縦にJリーグ>ジュビロ磐田>FW>前田遼一と行ってもこれも三角形は小さくなります。ただ上記2つが合わされば・・・コンテンツを作るのは相当大変になりますが、非常に大きな三角形が出来上がります。そして、この三角形の大きさが評価につながると考えています。もちろん、厳密には、こんな簡単な小学校レベルの算数では割り切れないことが多いのですが概念的にはこう捉えると初心者の方でも分かりやすいのではないでしょうか?「じゃあ、どのくらい大きな三角形を作れば良いですか?」こういう質問をすごくたくさんいただくようになりました(笑)パンダ・アップデートなら一定の基準があるかもしれませんね。ただ、あったとしてもキーワードによって差異があるように思います。また、SEOは別にパンダ・アップデートを乗り切ることが目標ではなく、パンダアップデートはあくまでGoogleがあまた行っているアップデートの一つです。そのため、結局はSERPs上の競合に勝つことが大切です。この三角形が競合よりも小さければ、仮にパンダ・アップデートを乗り越えたとしても、競合に負けてしまうかもしれません。要するに、SEOとは相対評価ですので、「最低ラインを越えることは必須、そしてあとは競合に勝るようにできるだけ三角形を大きくしていく」ことが重要だと思います。パンダ・アップデートだろうが、そうではなかろうが、コンテンツは、深く、広くというのが大切だと思います。もちろん、テーマはぶらさずに。なお、どんなに深く、広くしてもオリジナルでなかったり内容に乏しいものは評価されませんのでご注意ください。木村 賢【@kimuyan】(レイアウトの関係で画像が切れてしまっていますがご了承ください。時間あれば修正します。。)
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