ハンバーグのECサイト〈大阪の味ゆうぜん〉を運営する明和食品(本社大阪府大阪狭山市)はこのほど、EC支援サービスに乗り出した。自社が使用している冷凍倉庫の空きスペースを活用、冷凍食品を取り扱うEC事業者の商品保管や配送といったフルフィルメント業務を請け負う。
倉庫を共同利用することでスケールメリットを追及し、支援先の配送費や人件費のコスト削減につなげる。支援事業による新たな収益基盤の育成をめざす。
明和食品は現在、330平方メートルスペースの冷凍倉庫を使用。自社で利用しているのはそのうちの66平方メートル程度で、他のスペースは空き状態となっていた。
遊休スペースの共同活用で、明和食品は配送業者への値段交渉や倉庫スタッフの有効活用といったメリットを享受できる。EC支援事業進出による新たな収益基盤の創出にもつながると判断した。
対象は、冷凍食品を取り扱う事業者。明和食品は商品管理や伝票発行、配送業務を一括管理する。
冷凍物の配送費用は1件あたり950円程度かかるといわれるが、「700円台まで低減できる
」(辻尾正比呂社長)という。
同社のサービスを利用すれば、商品と受注データを明和食品に送るだけで商品配送が完了する。EC事業者は、人件費の削減や販促面などに力を入れることができるとしている。
・株式会社明和食品 (無添加ハンバーグ通販 大阪の味ゆうぜん本店)
→ http://www.yuuzen.net/
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