三越伊勢丹通信販売(本社東京都、勝田潤一社長)が首都圏で行っているネットスーパー事業「三越伊勢丹エムアイデリ」の会員数が伸びている。昨年10月に注文翌日に商品を届ける「翌日宅配サービス」を導入して以降、約7カ月間で約7000人の新規会員を獲得した。
顧客獲得を狙い、三越伊勢丹MIカードの会員に対し、ダイレクトメールの送付と電話営業を実施した。三越銀座店との共同企画のほか、三越日本橋店でも入会キャンペーンを行った。新規会員のうち半数は都内在住の40~50代だった。
12年3月期における売上高は前期比横ばいだった。会員数は増加傾向にあるものの、1カ月当たりの購入回数が伸び悩んだ。
次期(13年3月期)は、新規会員である40~50代向け商品の拡充を急ぐ。翌日宅配の利便性もアピールしていく。
5月1日に食料品や雑貨の宅配カタログ「エムアイデリストック」を創刊。従来のカタログに掲載していた品目数が増加したことに伴い、調味料や乾物、冷凍食品、雑貨を別冊にした。カタログ配布から1週間で1カ月間の計画をクリアしたという。
・三越伊勢丹エムアイデリ(エムアイDeli)
→ http://t.im-ds.co.jp/index.html
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