人生100年時代、何歳まで働く? 65歳以降も「働きたい」が7割超【朝日新聞Reライフ調べ】

シニアが働く理由は「お金」から「つながり」へ? 定年後の働き方を調査。

今井扶美(Web担編集部)

6:00

朝日新聞社が運営する「朝日新聞Reライフプロジェクト」は、「定年や60代以降の働き方」についてアンケート調査を実施した。50~70代を中心としたReライフ読者会議メンバー2,155人が回答している。

定年後も働きたい人が6割弱、「70歳くらいまで」と「いつまでも」が拮抗


「定年」前後の働き方についてどのように考えていますか?

まず、定年前後の働き方について聞くと、「定年後は同じ企業・組織で雇用延長して働き続けたい」が31.6%で最も多かった。「転職・独立して働き続けたい」などを合計すると、定年後も働き続けたい人は57.5%にのぼった。一方で、「やめたい・やめた」の合計は30.3%となった。

年代別では、50代までは「まだわからない」が一定数いたが、60代以降は、雇用延長を希望する人と、定年を機にやめたい・やめた人が増加していた。男女別では、女性は「定年前に働くのをやめたい・やめた」が18.7%で、男性の9.4%を上回った。


何歳くらいまで働きたいですか?

また、何歳くらいまで働きたいかを聞いたところ、「70歳くらいまで」が28.2%で最多となった。次いで「働けるうちはいつまでも」が27.5%、「65歳くらいまで」が20.6%と続いた。合計すると、65歳以降も働きたい人は73.1%にのぼった。

年代別に見ると、49歳以下では「60歳くらいまで」と「65歳くらいまで」が多かった。一方で、70代では「働けるうちはいつまでも」が半数近くにのぼっており、年齢が上がるほど働ける限り続けたい意向が強まる傾向が見られた。

64歳以下は「生活資金」、65歳以降は「社会的なつながり」を重視


60歳以降も働きたいと考えるのはどのような理由からですか?

60歳以降も働きたいと考える理由を聞くと、「自分や家族の生活資金のため」が42.5%で最も多かった。以下、「趣味や旅行などのゆとりをもった生活のため」が35.8%、「社会的なつながりがほしいから」が35.3%と続いている。

年代別で見ると、64歳以下では「生活資金のため」が最多だったが、年齢が上がるほど減少する傾向だった。公的年金の受給開始となる65歳以降は「社会的なつながりがほしいから」が増加し、75歳以上では約半数を占めた。


あなたが60歳以降や定年後に働く上で心配なことはありますか?

最後に、定年後に働く上で心配なことを聞くと、「体力の衰え」が53.8%で最多だった。次いで「記憶力や学習能力の衰え」が35.7%、「給料や待遇が下がること」が24.9%と続いた。

男女別に見ると、「体力の衰え」や「記憶力や学習能力の衰え」は男性より女性が高かった一方で、「給料や待遇が下がること」は男性が女性を約10ポイント上回った。年代別では、すべての年代で「体力の衰え」が最多となっており、大きな不安要素であることがうかがえた。

調査概要

  • 【調査対象】Reライフ読者会議メンバー
  • 【調査期間】2025年11月25日~12月22日
  • 【調査方法】インターネットによるアンケート
  • 【有効回答数】2,155人(男性54.4%、女性45.2%、その他0.3%)
  • 【年代別割合】49歳以下:4.8%、50~54歳:6.5%、55~59歳:13.5%、60~64歳:27.9%、65~69歳:23.1%、70~74歳:12.5%、75~79歳:8.1%、80歳以上:3.6%
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