Yahoo!広告の非承認数、2億件超に 「世界初」「No.1」など最上級表示が急増【LINEヤフー調べ】
約1,310億円相当を非課金処理するなど、アドフラウド対策も強化。
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LINEヤフーは、「広告サービス品質に関する透明性レポート(2025年度版)」を公開した。2025年度の広告審査実績や、品質向上に向けた取り組みなどをまとめている。
なお、同社では2026年4月に「Yahoo!広告」と「LINE広告」を統合し、新たに「LINEヤフー広告」の提供を開始した。本レポートでは、統合前の2025年度を対象としているため、それぞれの実績をサービス別に取り上げている。
ブランドセーフティとは
ブランドセーフティとは、違法サイトや不適切な内容を含むページなど、企業やブランドの信頼を損なう恐れがある掲載面に広告が配信されることを防ぐ取り組みのこと。
アドフラウドとは
アドフラウドとは、ボットなどによる不正なアクセスやクリックによって、広告費をだまし取る不正行為のこと。
Yahoo!広告の非承認数は約2億件、LINE広告では約52万件
まず、「Yahoo!広告」の広告素材の審査において、2025年度は2億373万1317件が非承認となり、2024年度の1億9791万220件から増加した。
非承認となった理由では、「最上級表示、No.1表示」が最多となった。ECサイトを中心に、「世界初」「業界最高」「販売実績No.1」などの最上級表現の使用が増加したことが主な要因と考えられる。一方で、「薬用化粧品(医薬部外品)、化粧品」「ユーザーの意に反する広告の禁止」は、非承認数が減少した。

また、「LINE広告」における2025年度の広告素材の非承認数は、52万1660件だった。2024年度の102万833件から大きく減少しているが、この背景には、審査体制の強化により、不正なアカウントや広告の入稿自体が減少したことがあるという。
非承認となった理由では、「各種関連法規に抵触する恐れのある広告」が全体の約5割を占めた。特に、医療機関の訴求において品位を損ねる恐れのある表現への対応が強化され、医療広告に関する非承認の割合がやや増加している。
アドフラウドやなりすまし型「偽広告」への対策も
ブランドセーフティ・アドフラウド対策
ブランドセーフティやアドフラウド対策として、同社ではシステム監視や人の目による審査を実施。2025年度は、Yahoo!広告のディスプレイ広告で、無効クリックの検知により広告費換算で約1,310億円相当を非課金処理した。検索広告でも、約290億円相当を非課金処理している。
また、LINE広告では、独自システムでのトラフィックのモニタリングにより、2025年度は約40億円を非課金処理した。
なりすまし型「偽広告」への対策
さらに、Yahoo!広告では、なりすまし型「偽広告」を理由としたユーザーからの削除申告を、2025年度は20件受け付けた。未認証のLINE公式アカウントへの誘導なども含め、869件の広告を非承認としている。
LINE広告では、同様の削除申告を2件受け付けたほか、同様の理由により60件の広告を非承認とした。
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