「ad:tech tokyo(アドテック東京) 2025」閉幕、アーカイブ配信合わせて1万6200人参加

「露出」から「体験」の時代へ移行、AI時代のマーケティングを展望して全日程終了

デジタルマーケティングの国際カンファレンス「ad:tech tokyo(アドテック東京) 2025」は、Comexposium Japan(コムエクスポジアム・ジャパン)の主催で10月22日から24日まで東京ミッドタウン&ザ・リッツ・カールトン東京で開催され、10月29日から11月9日にアーカイブ配信も行われて全日程を終了した。会場来場者数は24年を上回る1万933人、アーカイブ配信は5267人で、最終的な参加人数は合計1万6200人だった。

2025年の「ad:tech tokyo(アドテック東京)」が閉幕。
アーカイブ配信合わせて1万6200人が参加

17回目の25年は「Future of Marketing」がテーマで、国内外のリーダーやクリエイターによる基調講演やセッション、ワークショップ、展示を展開した。AI(人工知能)とデータの活用がマーケティングの在り方を根本から変革する中で、「広告の露出(Exposure)」中心の時代から 「体験 (Experience)」を軸とする時代へと移行する潮流があらゆるプログラムで浮き彫りになった。

2年連続でダイヤモンドスポンサーを務めた電通の基調講演では、日本コカ・コーラや富士フイルムとの共演を通じてデータドリブン(駆動)による精度の追求だけでなく、人のインサイトを起点にファンを生み出す体験価値の重要性が強調された。ブランドのパーパスと顧客の共感をいかに重ね合わせ、持続的な成長へとつなげるかをインテグレーションやデザイン変革の実践事例を交えて議論が交わされた。

ブランド企業のマーケター、広告会社、メディア、ソリューションプロバイダー、スタートアップなど国内外から多様な参加者が集い、リアル会場での学び・出会いが支持された。サステナビリティを意識してリユース素材の導入や紙資材削減など環境配慮を25年も継続。多様性を意識したプログラム設計で、女性登壇者比率も24年に続いて約30%を実現した。次回のad:tech tokyo 2026は2026年10月21日から23日に同会場で開催する予定。

業種別参加比率/役職別参加比率
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