電通と電通デジタルがLINEヤフーとともに分析プロジェクト「SynWA project」を発足

電通と電通デジタルは、LINEヤフーとともに分析プロジェクト「SynWA project(シンワプロジェクト)」を発足させた、と6月11日発表した。電通、電通デジタルが保有・連携するデータとLINEヤフーのビッグデータを活用した新しい分析ソリューションの提供を同日始めた。顧客像が詳細に分析でき、それに基づいたマーケティング施策立案から広告配信まで可能になる。

SynWA projectでは、電通と電通デジタルが持つテレビ視聴やアンケート調査などのデータをLINEヤフーと連携。LINEヤフーが保有する「LINE公式アカウント」や「Yahoo! JAPAN」の検索・購買などのデータと組み合わせて分析し、統計加工した結果を利用。企業が自社の顧客やウェブサイト訪問者から収集した1st Partyデータを生かすことで分析の解像度を高める。

電通、電通デジタルは、2023年10月にLINEヤフーができる前の2019年に旧ヤフーと共同分析プロジェクト「HAKONIWA」を立ち上げ、2020年からは旧LINEと同「LINE DATA SOLUTION」を推進。今回、新たにSynWA projectを発足した。SynWA projectのSynは「Sync(同期)」「Synergy(相乗効果)」、WAは3社のデータやマーケティングノウハウ連携の「輪」を強める意味がある。