Googleが検索結果をAIが要約する機能「AI Overviews(AIによる概要)」を日本などでも提供

検索結果ページの一番上にAIによる概要を表示、先行導入の米国では検索結果の満足度向上

米国Googleは、検索結果をAI(人工知能)が要約する機能「AI Overviews(AIによる概要)」を日本、英国、インド、インドネシア、メキシコ、ブラジルでも利用できるようにし、各国の言語への対応も始める、と8月16日発表した。5月に米国で公開していた。米国では、この機能を活用するユーザーは検索を頻繁に利用し、検索結果により満足しているという。

AI Overviewsは、例えば「結婚式に出席できない場合のお祝い」と入力して検索すると結果の一番上に、AIによる概要として「結婚式に出席できない場合のお祝いは、一般的に出席した場合に渡す金額の半額から3分の1程度が相場です。友人や知人の場合は5000円から1万円程度」などと表示。その下にその情報の基になったウェブページへのリンクを示す。

各国への展開は、検索の情報品質への高い基準の維持を重点にし、今後数週間かけて段階的に展開する予定となる。AI Overviewsの機能を既に導入した米国では、複雑なトピックに関する情報を求める場合に、より高い満足感と、継続的な機能の活用がみられた。中でも、18~24歳の若いユーザーの満足度は、この機能によって一層高まることが分かった。

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