電通デジタルが小売業界特化のCDPソリューション「r-DOMA」パッケージを提供開始

小売業界固有のデータにアクセスするコネクタを装備、銀行向けに次ぐ業界特化型第2弾

デジタルマーケティング事業の電通デジタルは、CDP(顧客データ基盤)を素早く低コストで導入するパッケージ型ソリューション「DOMA(Data platform Organized for Marketing and Analytics)」で、小売業界に特化した「r-DOMA(retail-DOMA)」を12月7日から提供すると発表した。小売に特化したデータ連携機能のコネクタやテンプレートを搭載し、データを利活用して効率的・効果的なデータマーケティングを推進できる。

「r-DOMA」全体構成図

データプロセッシングやデータエクスポートなどの標準機能に加えて、ECサイト購買情報・会員情報・商品情報・サイト閲覧情報、アプリのインストール情報、「LINEプッシュ」などの施策情報、実店舗の情報など小売業界固有のデータにアクセスするコネクタをもち、顧客IDで統合できる。クラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」を採用してデータへのアクセスの柔軟性と可用性、コスト最適化のバランスを維持した。

企業がデジタル広告やCRM(顧客管理)施策などデータを活用したデジタルマーケティングを推進するCDPで、電通デジタルは導入期間の短縮と低コストを実現するDOMAを2021年から提供。第1弾の銀行業界向け「f-DOMA(financial-DOMA)」に続く業界向けシリーズ第2弾となる。DOMAには日本家屋で外の世界と家の中をつなぐ「土間(ドマ)」の意味も込められ、企業と顧客をデータハブ機能として「つなぐ」役割を担う。

用語集AWS / CDP / CRM
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