NVIDIAがAIスパコンにブラウザでアクセスできるサービス「NVIDIA DGX Cloud」を発表

「Oracle Cloud Infrastructure」「Microsoft Azure」「Google Cloud」で利用可能に

半導体大手の米国NVIDIA(エヌビディア)は、生成AI(人工知能)やアプリケーションの開発で高度なモデルをトレーニングするのに必要なインフラとソフトウェアにアクセスできるAIスーパーコンピューティングサービス「NVIDIA DGX Cloud」を3月21日(現地時間)発表し、日本語訳を3月22日に公表した。ブラウザでAIスーパーコンピューター(スパコン)にアクセスでき、オンプレミス(自社所有)インフラの構築や管理の複雑さを解消する。

 

NVIDIAのAIソフトウェアと組み合わせた「NVIDIA DGX AIスーパーコンピューティング」を月単位でレンタルする。スパコンを使った大規模な開発を迅速で簡単にスケーリング(処理能力の増強)できる。主要クラウドサービスと提携しており、まず「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を通じてDGX Cloudを利用できる。「Microsoft Azure」と「Google Cloud」でも近く利用できるようになる。

DGX Cloudを採用した企業には、バイオテクノロジーの「Amgen」や損害保険業界向けクラウドプラットフォームの「CCC Intelligent Solutions(CCC)」、デジタルビジネスプラットフォームプロバイダーの「ServiceNow」がある。Amgenは創薬の研究・分析に、CCCは損保の自動請求ソリューションのAIモデル開発に、ServiceNowは大規模言語モデルのAI研究にそれぞれDGX Cloudを活用して強化している。

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