アドビが顧客データ基盤「Adobe Real-Time CDP」で業界初の新たなイノベーション発表

的確なパーソナライゼーションによって企業のエクスペリエンス主導の成長を支援

小島昇(Web担編集部)

2023年3月23日 7:02

米国アドビは、顧客データ基盤の「Adobe Real-Time Customer Data Platform(Real-Time CDP)」を強化した、と3月21日(米国時間)発表し、日本語抄訳を3月22日公表した。リアルタイムの顧客プロファイルで年間6000億以上の予測インサイト(洞察)を提供して、潜在顧客の発掘やコンバージョンの向上、B2Bアカウントベースドマーケティングの強化、オンライン購買行動を活用した高度なパーソナライゼーションを可能にする。

 

カンファレンスの「Adobe Summit 2023」でReal-Time CDPの最新イノベーションとして発表した。データ収集・活用基盤の「Adobe Experience Platform」に搭載されるReal-Time CDPのインサイトを活用して、企業は顧客のジャーニー(サービス利用のプロセス)の重要な瞬間に直接働きかけることができる。顧客体験と重要なインサイトを統合的にみられるようにすることで、パーソナライゼーションを大規模に提供する。

Real-Time CDPは「Adobe Experience Cloud」の新サービス「Adobe Sensei GenAI」を活用して、オーディエンスセグメントの複数バリエーションを自動生成し、数百万人規模の顧客にパーソナライズしたキャンペーンができる。「Adobe Journey Optimizer」を使用すれば、オンラインとオフラインで発生する顧客体験のシミュレーションが可能。最適なオファーやタッチポイントのインサイトをリアルタイムで得られる。

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

今日の用語

エコーチェンバー
「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。 SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでし 用語集 を見てみる