電通デジタルと電通が複数のデータクリーンルーム環境を一元管理する「TOBIRAS」開発

各データクリーンルームの分析結果を統一指標で比較、独自の認定アナリストが支援

デジタルマーケティング事業の電通デジタルと電通は、プラットフォーム事業者が広告主や広告会社に提供するクラウド環境のデータクリーンルームで、複数のデータクリーンルーム環境での分析・運用を一元管理するシステム基盤「TOBIRAS(トビラス)」を開発した、と8月25日に発表した。事業者ごとに分析に必要な環境や仕様が異なり、運用を一元化したりデータを比較検討したりできなかった課題を解決する。

データクリーンルーム関連のサービス概要

 

データクリーンルームは、プライバシーが保護された環境下で、プラットフォーム事業者が保有するデータと、企業が保有する「1st Partyデータ」、複数の外部データをさまざまなニーズに応じて柔軟に統合、分析できる。電通デジタルと電通は、ネットの閲覧履歴を記録する「Cookie」の活用が欧米で制限され始めた2016年からデータクリーンルームに注目し、これまで900件以上の分析結果やソリューションを企業に提供してきた。

TOBIRASは、複数のデータクリーンルームに一括で安全なデータ転送が可能。同一の集計と補正ロジックで各データクリーンルームの分析結果を統一指標で横並びに比較や評価ができる。さらに、これまで電通デジタルと電通が開発してきた関連のプロダクトとTOBIRASと連携させ、「TOBIRAS Insight」、「TOBIRAS Activation」、「TOBIRAS Measurement」、「TOBIRAS Optimization」として体系化・再構築した。

ターゲット分析やデジタル広告プランニング、効果測定、運用最適化などマーケティングの目的や課題に合わせて、データクリーンルームのデータや分析結果を効果的に活用できる。データクリーンルームに特化した専門スキルや、改正個人情報保護法など法律や関連規約への知見を持つ社員を認定する「認定アナリスト制度」を導入して、300人以上の認定アナリストがTOBIRASや関連プロダクトで企業のマーケティング変革を支援する。

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