ドコモとサイバーエージェントが広告事業を展開する新会社「Prism Partner」を設立

8900万人超のdポイント会員基盤を活用、販売促進からCRM、アプリのマーケティング支援

NTTドコモとサイバーエージェントは、広告事業を展開する新会社「Prism Partner(プリズムパートナー)」の設立に合意した、と5月26日に発表した。ドコモの共通ポイントサービスで8900万超の「dポイント」の会員基盤と、サイバーエージェントのデジタル広告での実績をもとに、両社のノウハウとアセット(経営資源)を活用して10月から広告事業を展開する。出資比率はドコモが51%、サイバーエージェントが49%。

Prism Partnerのビジネスモデル

 

新会社は、デジタル販促からCRM(顧客関係管理)まで一気通貫のソリューションを提供。ドコモが保有するサービス利用情報データやオンラインとオフラインデータをもとに広告配信するターゲティング(追跡型)広告を販売し、デジタル販促広告商品の開発支援・販売を行う。ドコモの「スーパー販促プログラム」などのCRMツールと連携して、広告配信だけでなく商品・ブランドへの愛着・信頼の向上につながる活動をサポートする。

ゲームを中心としたアプリ事業者向けターゲティング広告も提供する。ドコモが持つ会員情報やアプリ利用傾向に関するデータなどを活用して、アプリ事業者向け広告商品の開発を支援し、販売する。ドコモの保有データと、サイバーエージェントが提供するスマートフォンアプリに特化したダイナミックリターゲティング広告の「Dynalyst」を連携して、高度なアドテクノロジーで顧客1人1人にカスタマイズした広告配信を実現する。

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