GROOVE Xの株式を前澤ファンドが取得、前澤友作さんが家庭用ロボット事業に参入

家族型ロボット「LOVOT」の事業強化を目的に前澤さんの経験・人脈・資金力活用

ロボットベンチャーのGROOVE Xは、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の創設者で実業家の前澤友作さんが代表を務める出資会社、前澤ファンドがGROOVE X株式の過半数を取得した、と3月15日発表した。前澤ファンドは4月5日までに全株式を手に入れる予定。前澤さんは、GROOVE Xの家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」を通じて同ロボット事業に参入する。

GROOVE Xは2015年11月の創業で、LOVOTの開発を実施。直前の期には前年比300%を超える売り上げがあった。今回、事業をさらに強く推進するため、前澤ファンドを株主に迎えた。前澤さんの豊富な経験、人脈、資金力を生かし、日本発の新産業となるLOVOTを世界に発信し、技術の平和利用を促進する、としている。GROOVE Xの林要社長は今後も職務を継続する。

LOVOTは2019年12月に出荷を始め「LOVEをはぐくむ家族型ロボット」として展開。名前を呼ぶと近付いて見つめ、好きな人に懐いて抱っこをねだる。抱き上げるとほんのり温かく、生命感がある。教育・介護施設などに導入されている。前澤ファンドは前澤さんの個人資産を元に起業家などに出資する会社。前澤さんは、LOVOTに大きな可能性を感じている、という。

GROOVE Xが手掛ける家族型ロボット「LOVOT」を抱く前澤さん(右)
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