上場企業のホームページ充実度、上位企業476社が発表。コロナ禍を背景に「動画活用」拡大【日興アイ・アール調べ】

「分かりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」の3つの視点から、全3,888社のホームページを評価。

日興アイ・アールは、「2021年度 全上場企業ホームページ充実度ランキング」の表彰企業を発表した。2003年度に開始し、今年度で19回目。

今回の調査では、全上場企業3,888社のホームページについて、「分かりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」の3つの視点(50項目)で1次評価を行い、さらにその上位企業1,113社に2次評価(162項目)を行いランキング化している。

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引き続き「動画活用」と「ESG関連」が拡大

その結果、総合上位企業476社、業種別の上位企業5社、新興市場別の上位企業87社が、表彰対象に選定された。

各業種別の最優秀サイトは以下のとおり。「日本水産」(水産・農林業)、「キリンホールディングス」(食料品)、「荏原製作所」(機械)、「コニカミノルタ」(電気機器)、「オリンパス」(精密機器)、「ソフトバンク」(情報・通信業)、「ベネッセホールディングス」(サービス業)などの企業ホームページが評価された。

分かりやすさの項目では、「決算説明会の動画配信」が掲載率31.6%(前年比5.7ポイント増)、「株主総会の動画配信」が掲載率10.9%(同3.8ポイント増)と、コロナ禍を背景に引き続き上昇している。使いやすさの項目では、「SSL化によるセキュリティ対応」が対応率87.2%(同8.7ポイント増)、「スマホ向けサイト」が対応率80.6%(同8.3ポイント増)「日本語版サイトのレスポンシブウェブデザイン対応」が対応率73.2%(同4.1ポイント増)だった。情報の多さの項目では、ESG関連情報の「CSR・環境対応ページ・コンテンツ」が掲載率65.3%(同3.2ポイント増)、「ガバナンス報告書」が掲載率64.2%(同3.5ポイント増)と拡大した。

分かりやすさ・使いやすさ・情報の多さすべてにおいて、時価総額の高い企業ほどサイトが充実していたが、特に「情報の多さ」での差が大きくなっているという。

掲載情報の変遷
特定カテゴリの設置状況の変遷

調査概要

  • 【調査対象】対象企業のコーポレートサイト(商用サイトを除く)
  • 【調査方法】「分かりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」の3つの視点ごとに選定した評価項目(1次評価:50項目、2次評価:1次評価項目を含む162項目)で評価
  • 【調査期間】2021年6月~2021年9月
  • 【対象数】1次評価:全上場企業3,888社、2次評価:1次評価上位企業を対象に1,113社。2次評価対象企業より下記企業を表彰。
    • 総合表彰:最優秀/優秀/優良企業
    • 業種別表彰:最優秀/優秀企業
    • 新興市場別表彰:最優秀/優秀/優良企業
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