Facebookがデータ転送先に「Googleカレンダー」追加、「Facebookイベント」を転送可能に

「自分の情報を転送する」ツールを改善、データポータビリティツールを一から再構築

米国Facebookは、「自分の情報を転送する」の転送先として新たに画像管理・動画共有サービスの「Photobucket(フォトバケット)」と「Googleカレンダー」を加え、転送可能なデータの種類に「Facebookイベント」を追加した、と8月9日(米国時間)発表し、日本語訳を8月13日に公開した。自身のデータをFacebookから他のサービスへ転送することがより簡単になり、利用体験が向上する。

 

データポータビリティツールを再構築してより直感的でシンプルなツールとなり、サポートする転送先とデータの種類がわかりやすくなった。転送リトライが容易になり、1つの転送先に対して複数のデータを一度に転送する機能や、転送したいデータに対して詳細な選択ができるフィルタリング機能を追加した。Facebookの利用者が自身のデータをより詳細に管理し、より多くを選択できるようになる。

Facebookは今後も転送可能なデータの種類や転送先を追加する。データの安全性は転送中と転送後のどちらも確保する必要があり、別のサービスに転送する際に誰がそのデータを保護する責任を負うのかについて、明確なルール制定を米国政府に働きかける、また、データポータビリティについては、オープンソースのユーザーデータ移行プロジェクトである「Data Transfer Project」に貢献して業界全体で取り組んでいく、としている。

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