通販のアスクルがGoogle「検索広告360」活用の検索連動型広告作業の自動化を実現

実サイトでの効果実証は日本初のケース、2020年10月に月95時間相当の作業時間削減

山川 健(Web担 編集部)

2021年6月25日 7:00

通信販売事業のアスクルは、同社の事業者向けサービス「ASKUL」で、Googleの広告・分析統合プラットフォーム「Googleマーケティングプラットフォーム」の検索管理プラットフォーム「検索広告360(SA360)」を活用した検索連動型広告作業の自動化を実現した、と6月24日発表した。実サイトで効果を実証した日本初のケースという。

アスクルは、検索連動型広告の設定に関する作業工数の削減とパフォーマンスの向上を目的に、2020年4月に作業自動化プロジェクトを立ち上げた。設定にかかる時間を広告文の追加・見直しや広告精度を高める改善にあてることを目指した。キーワード設定▽広告文作成▽ランディングページ設定▽クエリ追加--を自動化対象にした。

全自動化に向けて4つのステップを実施。2020年10月に実行した初回のフェーズの成果を2月に検証したところ、月95時間相当の作業時間が削減できることを確認した。初回では、事務用品・文房具と生活雑貨・キッチン用品に対象カテゴリを絞ったが、現在は主力商品を中心に拡大。今後も効果を検証しながら作業の自動化を推進する。

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