テレビCMも酒類は自粛傾向? 4月のCM放送回数ランキングに地域差【ゼータ・ブリッジ調べ】

4月のテレビCM放送回数1位は「スタディサプリENGLISH」、3月よりは回数減。

SMNのグループ会社であるゼータ・ブリッジは、2021年4月度のテレビCM放送回数について調査した結果を発表した。全国地上波25局、BS放送6局が対象。

緊急事態宣言の発出有無により、放送商品に地域差

それによると、最もCM放送回数が多かった商品は、リクルートホールディングス「スタディサプリENGLISH」4,331回だった。同商品は3月度の放送回数のほうが4,396回と多かったが、順位は3位だった。

以下2位にチューリッヒ・インシュアランス「スーパー自動車保険」3,329回(前回15位)、3位に日本コカ・コーラ「綾鷹」3,161回(前回125回)と続くなど、上位は大きく順位が入れ替わっている。年度末・年度初めでCM放送回数が大きく変動したことが理由として考えられる。

また、春先の乗り換え需要などに焦点をあて、料金改定・新プラン発表が盛んだった携帯キャリアは、トップ20に5社がランクインしている。

エリア別ランキングでは、緊急事態宣言の発出有無により、地域差が見られた。たとえば商品別ランキング8位のサントリー酒類「パーフェクトサントリービール糖質ゼロ」は、名古屋8位、福岡3位、札幌5位だった一方、東京・大阪ではランク外だった。酒類の提供禁止要請を視野に、出稿量を調整したと考えられる。

調査概要

  • 【調査対象】番組宣伝を除いた全国地上波25局、BS放送6局のテレビCM
  • 【調査期間】2021年4月1日~4月30日
  • 【調査方法】動画認識エンジンを活用したテレビCM自動認識システムにて取得した放送履歴情報を基に調査
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