DACが高精度の位置情報とWebページ共有履歴を活用した広告配信と来店計測可能に
インターネット広告事業のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、同社が展開するDMP(データマネジメントプラットフォーム)「AudienceOne」と、位置情報データ事業を展開する米国Foursquare Labsとの連携を始めた、12月9日に発表した。位置情報やWebページの共有履歴を活用した広告配信と、利用許諾済みでプライバシーに配慮の信頼性の高いFoursquareのデータを活用した来店計測が可能になる。
広告配信では、例えば自動車業界向けなら(A)ディーラー訪問者:自社ディーラーか競合か(B)基本属性:富裕層かファミリー層か(C)ライフスタイル:アウトドア派か運転初心者か(D)Webページ共有履歴:自動車系か旅行系か--の4セグメントを設定。作成したセグメントに対し、Foursquareユーザーの高精度の位置情報も活用してAudienceOneと連携したさまざまなプラットフォーム経由で広告を配信する。
一方、来店計測では、DACの統合プラットフォーム「XmediaOne」の効果計測機能を活用して、Foursquareが保有する信頼性の高い位置情報データと連携して実際に来店したかどうかの高精度な判別を実現する。スマートフォンのアプリ広告だけでなく、ブラウザ広告の接触ユーザーも含める。Foursquareが提供するタグに対応した広告配信プラットフォームなら、そのタグを使った来店計測もできる。
Foursquareは、世界屈指の位置情報技術を持ち、米国の業界団体でメディアや関連ユーザー向けに有効性や信頼性、効果を測定しているMedia Rating Council(MRC)の厳格な審査で来店計測精度の信頼性が唯一認められている(2020年12月現在)。ユーザー許諾の取れた位置情報に基づく顧客分析やターゲティング広告配信・来店計測を提供しており、AppleやFacebook、Google、Microsoft、Uberなど6000以上の顧客を抱えている。
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