キヤノンITソリューションズがDX実現支援の「データマネジメントサービス」を提供開始

ソリューション事業のキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、企業が持つ大量のデータを有効活用して業務改革や生産性向上、マーケティング戦略施策を支援する「データマネジメントサービス」を12月9日から始める、と同日発表した。データ収集方法の検討から安全な管理・運用、実際の利活用までのデータマネジメントをワンストップで提供して顧客のDX(デジタル技術による事業変革)実現を支援する。

 

マーケティング部門向け「カスタマーデータプラットフォーム」では、Webサイトの膨大なログデータから個客の行動を把握して製品販売やブランディング戦略に即したデジタル施策を行う。物流会社向け「統合データプラットフォーム」では、稼働▽積載▽ルート効率▽予防保全の業務を改善する。食品会社のEC事業向け「データ分析プラットフォーム」では、顧客の購買行動と流通状況分析から在庫最適化を実現して食品ロスを削減する。

 

 

 

キヤノンITSは長年研究開発してきた数理技術や自然言語処理、映像認識を需要予測・需給計画ソリューションに応用しており、これらの技術と連携・融合して提供する。コンサルティングではデータ総研と、マーケティング施策でトレジャーデータやブレインパッドと協業する。マーケティングオートメーション(MA)では「Salesforce Marketing Cloud」や「Pardot」の導入を支援する。2023年までに売上高20億円を目指す。