キヤノンITSがクラウド環境のセキュリティリスクを継続診断する「CNAPPサービス」

キヤノンマーケティングジャパングループでシステムインテグレーターのキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、クラウド環境のセキュリティリスクを継続的に検知する「CNAPPサービス」を12月12日から提供すると発表した。ITインフラサービス「SOLTAGE」の新たなセキュリティラインアップとして、英国サイスケールが提供しているCNAPPツール「Cyscale」を用いてサービスする。

CNAPPサービスは、「AWS」「Microsoft Azure」「Google Cloud」などの顧客のクラウド環境をCyscaleで一元監視してセキュリティリスクを継続的に診断し、診断結果をまとめたレポート提供とクラウド設定の改善を提案する。キヤノンITSがCNAPPツールの導入から運用・監視まで行う。直感的でわかりやすいUI(ユーザーインターフェース)を備えた操作画面で、顧客自身でのクラウドの設定状況確認が容易になる。

クラウドサービスの普及で企業の情報資産の保管場所はクラウド側に集約され、クラウドに対するサイバー攻撃も増加傾向にある。担当者の誤った設定で思わぬ情報漏えいを招くケースもある。このためクラウド環境下のセキュリティリスクを継続検知し、クラウド設定監査を行う「Cloud Native Application Protection Platform(CNAPP)」が注目されている。キヤノンITSは、継続サービスと単発で設定診断するプランを用意した。