ウェザーニューズが天気連動広告や暴風対策に活用できる気象観測機「ソラテナ」を販売

SIMで通信する小型で設置場所を選ばない高性能気象IoTセンサー、気象データを自社活用

ウェザーニューズは、高性能な気象観測機「ソラテナ」の法人販売を始めた、と9月17日に発表した。気温・湿度・気圧・照度・紫外線・風向・風速・雨量の8要素を1分ごとに観測し、IoT(モノのインターネット)向けSIMでデータ通信して全国の幅広いエリアで利用できる。気象データに基づく暴風対策や需要予測、マーケティング分析に活用できる。

 

従来の観測機は大きく設置も大掛かりで回線整備が必要だが、ソラテナは直径約14cm、高さ約20cm、重さ約1kgと小型軽量で持ち運びしやすく設置場所を選ばない。大掛かりな設置費用も不要。複雑な設定もなく電源を入れるだけで観測を開始する。太陽光パネルとの連結も可能。複数台を設置して複数地点の観測データを同時取得することもできる。

 

観測センサー部分

観測データはクラウドに保存され、①最新データ②過去1時間データ③過去任意時間データの3種類がAPIを通じて提供される。取得データと自社のビジネスデータと組み合わせて業務分析や売れ筋商品の調査などマーケティング活用や、天気と連動した広告やクーポン配布、熱中症アラートなど自社システムに組み込んだ施策に利用することもできる。

 

設置イメージ

ソラテナはドローンの安全運航管理でKDDIが利用しており、農業ロボット開発のレグミンが農作業ロボットによる農薬散布と生育管理で利用している。ウェザーニューズは気象データと最新テクノロジーでビジネス課題を解決する「WxTech(ウェザーテック)」サービスを通じて、企業や自治体のDX(デジタル技術を活用した業務変革)推進を支援する。

 

用語集API / DX / IoT
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