YappliとTangerineが連携、アプリ持参の入店客にクーポンや混雑状況などプッシュ通知
自社アプリとビーコンが連動、リアル店舗で新購買体験、付加価値を与えるアプリ活用に
2020/9/23 7:00 マーケティング/広告
アプリ開発プラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を運営するヤプリは、リアル行動データプラットフォーム「Tangerine nearME(タンジェリンニアミー)」を展開するTangerineと連携を始めた、と9月19日に発表した。自社アプリを使用する顧客に店舗の行動データや位置情報を起点にプッシュ通知し、ECサイトと実店舗を融合した施策が可能になる。
Tangerineのビーコン(微弱な信号を発信する機器)を設置した店舗にアプリをインストールした顧客が来店すると、Yappliと連携した「nearME SDK(ソフト開発キット)」が来店情報を受信。来店と店内回遊を正確に判定して、その場で使えるクーポンや来店スタンプを発行してプッシュ通知するなど、リアル店舗で新しいショッピング体験を提供する。
お気に入り登録しているアイテム情報やコロナ対策の混雑状況など、その場所で必要な情報を必要なタイミングで届ける。Tangerine nearMEは、アプリユーザーの来店履歴▽自社ECの行動履歴▽売り場別の来店者数▽新規/リピート▽滞在時間▽プッシュ通知のCVR(成果達成率)を分析して、集客や売上に対するアプリ貢献度を定量的に可視化する。
TSIホールディングスグループでコスメの「Laline」と、レディースファッション「ROSE BUD」の二つの公式ショッピングアプリで導入され、来店スタンプや最新情報の配信、スタイリング提案など店舗とECを横断して活用されている。Tangerineのビーコンは国内の大型商業施設や公共機関など3万箇所以上に導入され、行動の可視化に貢献している。
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