中小企業の業務を効率化するクラウド事業のラクスは、同社のメール共有・管理システムをバージョンアップした「メールディーラーVer.13.0」の提供を始めた、と7月30日に発表した。個人情報漏えいリスクを低減するため、人的ミスによる「誤送信」を防ぐ機能などセキュリティーを強化した。
メールを送信する際に承認フローを組み込める機能を強化した。承認者に送信確認画面を追加表示して、「このまま送信」「承認(送信)」「承認」ボタンをクリックした後に確認画面が表示され、再度チェックをしてもらう。拠点が離れていてもメール共有ができるので、チェックやアドバイスなどのコミュニケーションが円滑になる。
メールの送信確認画面では、宛先に関する情報や添付ファイルなど各情報の横にチェックボックスをつけて、これらをチェックしないとメールが送信できない設定にできる。さらに、送信完了後から一定時間なら送信を取り消すことができる。メールの内容に間違いや問題に気付いた場合にはすぐ送信を止められる。
メールディーラーは、メール対応業務を効率化するクラウド型システムで、メール▽電話▽チャッ ト▽LINE公式アカウント▽Yahoo!ショッピングなどのECモールからの問い合わせも一元管理でき、6000社以上に導入されている。ネット環境があればどこからでもメールチェックや返信ができるので、テレワークや在宅勤務でも滞りなく業務ができる。
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