電通子会社でデジタルマーケティング事業の電通デジタルは、AI(人工知能)を利用した最適な顧客セグメントの抽出と最適なシナリオの予測・実行を自動化するソリューションを開発し、7月23日に提供を始めた、と同日発表した。精緻な顧客データ分析による最適シナリオの実行が自動化できる。
このソリューションは、アドビシステムズのデジタルエクスペリエンス(体験)ソリューション「Adobe Experience Cloud」と、日本マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を連携させた。

アドビの分析ソリューション「Adobe Analytics」に蓄積された顧客の行動情報をAzureに連携して行動・属性情報を統合。類似する行動・属性情報を持つ顧客をAzureのAI機能が類型化して最適な顧客セグメントに分け、各セグメントの購入に至る代表的な行動を抽出する。
そのうえで、アドビのパーソナライズソリューション「Adobe Target Premium」のAIと機械学習の技術「Adobe Sensei」を活用した自動パーソナライズ機能に連携。最も購入につながりやすいシナリオを予測・実行する。分析・実行の状況は可視化し、マイクロソフトのビジネス分析ソリューション「Power BI」との連携で一元管理可能にする。