中国人女性の認知率1位は「資生堂」90%超(日韓の化粧品ブランド認知状況)【ヴァリューズ調べ】
事業成長支援サービスを提供するヴァリューズは、中国本土でインターネットリサーチを実施し、中国人女性の「日本と韓国の化粧品ブランド認知状況」について調査した。
訪日経験のある中国人女性の9割が「資生堂」を認知。韓国の3ブランドがSK-Ⅱ超え
越境ECの利用習慣があり、かつ過去1年間に訪日経験のある中国人女性の各化粧品ブランド認知率をランキングにしたところ、認知率90%に達した資生堂が圧倒的1位となった。
日本のブランドでは資生堂以下、SK-Ⅱ、雪肌精、花王、コーセーと続き、DHCまでが過半数からの認知を得ていた。
一方、韓国のブランドも高い認知率を得ており、雪花秀(ソルファス)、innisfree(イニスフリー)、LANEIGE(ラネージュ)の3ブランドが日本ブランド2位のSK-Ⅱを上回る順位となった。
全年代で資生堂が認知率1位。30歳以上で特に韓国の雪花秀(ソルファス)の認知率が高い
続いて年代別の認知率をランキングにすると、全年代でも資生堂が1位となった。
2位には30歳未満では低価格帯ブランドのinnisfree、30歳以上では高価格帯ブランドの雪花秀と、いずれも韓国を代表するブランドが位置づけている。
雪花秀は30歳未満では比較的下位となった一方、innisfreeは逆に35歳以上で下位となっており、年代による人気差が強くあらわれた。
24歳以下では日本のドクターシーラボも8位となっており、若年層ほど低価格で親しみやすいブランドが人気を集めている様子がうかがえる。
資生堂はリピート率が8割以上。SK-Ⅱも7割を超える
さらに認知だけでなく、各ブランドの購入経験やリピート状況についても聴取した。
図を見ると、資生堂は認知されているだけでなく購入率、そして購入者のリピート率も群を抜いて高いことがわかる。SK-Ⅱもまた、購入率は6割強である一方、リピート率が7割を超えており、利用者のロイヤリティが高いブランドとなっていることがわかった。
韓国の雪花秀、innisfree、LANEIGEもロイヤリティの高いブランドであることがうかがえる。
調査概要
- 調査期間: 2018年6月28日~2018年7月9日
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
- 全体回答者数: 4,112人
- 本調査対象者数: 1,059人
- 性年代別インターネット人口に則したウェイトバック集計後の有効サンプルサイズ: 1,032
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