メガネでユーザーの本音が分かるシステム「NeU-VIS」共同開発、物体認識と脳活動記録

日立ハイテクノロジーズと東北大のNeUなど、新たなニューロマーケティングとして展開

装置・システム開発の日立ハイテクノロジーズと東北大学が立ち上げた脳科学産業応用事業のNeU(ニュー)は、メガネ型カメラでの物体認識と脳活動を同時に記録するシステム「NeU-VIS」をソフト開発のNSDと共同開発した、と9月25日発表した。メガネでユーザーの本音が分かる新たなニューロマーケティングサービスとして展開する。

ニューロマーケティングは消費者の無意識の心の動きを分析する手法を指す。NeU-VISはNeUの脳計測技術、脳科学の知見と、NSDの人工知能(AI)技術を合わせた。カメラからの映像をスマートフォンで処理して物体を認識。携帯型脳活動計測装置からの信号をリアルタイムに解析し、前額部脳活動の高低で利用者が興味を持ったか推定する。

 

 

 

メガネ型カメラ、脳活動計測装置、スマートフォンアプリで構成。脳活動データをアプリで解析してスマートフォンに格納する。調査設計、データ取得、解析の一貫サービスを10月中旬に始める。店舗のデザイン、自動車などのデザイン評価、ユーザーインターフェースの評価など直感的なユーザーの反応を求める企業顧客を対象にする。

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