サイバーエージェントの100%子会社がビーコン端末による販売促進支援の新会社を設立

「シーエービーコンズ」、来店計測と通知で購買率を高める販促マーケティング支援展開

山川 健(Web担 編集部)

2018年5月17日 7:01

インターネット広告のサイバーエージェントは、同社の100%子会社でインターネットサービス事業を沖縄で手掛けるシーエー・アドバンスが、ビーコン端末を使用して企業の販売促進を支援をする新会社「シーエービーコンズ」を5月18日に設立する、と5月16日発表した。資本金は1000万円でシーエー・アドバンスが100%出資し、東京都渋谷区に置く。

ビーコン端末は街頭や店舗に設置された微弱な信号を発信する機器で、位置情報に応じたメッセージが配信できる。シーエービーコンズはビーコンソリューション事業と端末の保守運用業務を行う。実店舗を保有する企業向けに、ビーコンによる位置情報を活用した来店計測と、スマートフォンへの通知で購買率を高める販促マーケティング支援を展開する。

来店計測は、サイバーエージェントが提供する位置情報を生かしたターゲティングツール「AIR TRACK」をはじめ、さまざまなプラットフォームと連携して可能にする。加えて、店舗内の売り場を訪問したユーザーに対し、興味・関心を持つ情報をプッシュ通知で知らせて購買促進を図る。シーエービーコンズは2019年3月末までに150社への導入を目指す。

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