日本のアプリ消費支出、2017年に130億ドルを突破『2017年アプリ市場総括レポート』【AppAnnie調べ】

App Annieが調査レポート『2017年アプリ市場総括レポート』を発表した。
よろしければこちらもご覧ください

アプリ市場データを提供するApp Annie(アップ アニー)が、2017年を振り返る調査レポート『2017年アプリ市場総括レポート』を発表した。その概要を紹介する。

日本のアプリ消費支出、2017年に130億ドルを突破

2017年、グローバルでのアプリへの消費支出額は860億ドルとなり、2015年との比較で105%増となった(対前年比は不明)。App Annieでは「発展途上国におけるスマートフォンおよびアプリの力強い普及と、成熟市場におけるアプリの収益力の向上に牽引され、消費支出は今後も増加する」と予測している。

下図は上位5カ国(中国、米国、日本、韓国、英国)におけるアプリに対する消費支出額の推移。中国が金額・伸び率ともに際立っており、他の4カ国においても順調に成長しているようすがうかがえる。

このうち、日本におけるアプリへの消費支出額は2017年に130億ドルを超えた。2015年との対比では60%増となっている。ただし、2016年から2017年にかけての成長率は前年に比べていくぶん鈍化した模様。

以下、カテゴリーごとのアプリの動向を見てゆく。

ファイナンス: フィンテックおよび仮想通貨関連が成長

モバイルがチャネルとして存在感を増したことで、モバイルに特化したフィンテックサービスの影響力が拡大。以下の国ごとの平均月間アクティブユーザー数推移では、米韓の2カ国が利用者数・伸び率とも突出している。

仮想通貨への関心の高まりとともに、仮想通貨関連アプリの利用も急増した。下図にあるとおり、代表的な仮想通貨であるビットコインの価格と、人気仮想通貨アプリの月間アクティブユーザー数が、非常によく似た推移を示している。

App Annie Japan代表の滝澤琢人氏は「仮想通貨の取引においては、手軽に素早く価格をチェックし取引を行うというニーズが強く、ユーザーの間では、アプリが使いやすいかどうかが取引所選びの1つの基準にもなっているようだ」とコメントしている。

ソーシャル: Facebook系アプリが世界の市場を席巻。Instagramは成長を維持

各国におけるソーシャルアプリのトップ3は以下のとおり。背景が水色のアプリ(Facebook、WhatsApp Messengaer、Facebook Messenger、Instagram)はFacebookが提供するもので、中国や韓国、ロシアを除く各国で幅広く利用されている。

このうちInstagramに関して、米国のAndroidフォンにおける四半期ごとの総利用時間の推移を示したものが以下のグラフ。2年前と比べて70%増加している。

App Annieはこの背景として、月間アクティブユーザー数(MAU)とユーザーあたり利用時間の両方が安定的に成長したことを指摘。「すでに成熟したアプリであるInstagramがこのレベルの成長を維持できたのは、適切な機能追加をタイミングよく行ったため」だと分析している。

このほか、セキュリティ面で高く評価されるメッセンジャーアプリ「Telegram」が2年間でMAUを倍増させたこと、ライドシェア(相乗り)アプリの収益額が世界全体で450億ドルに達したことなどが報告されている。

ゲーム: 日米ともに2年で60%増。中国が急伸し3大市場に

2015年から2017年にかけてのゲームアプリの消費支出推移は以下のとおり。

小売(コマース): イベントのグローバル化が進む

中国発のショッピングイベントである「独身の日」(11月11日)に、Alibabaの海外向けB2C「AliExpress」のアプリが、iPhoneでは69カ国、Androidフォンでは38カ国で「ショッピング」カテゴリーのダウンロード数1位を記録。

また「ショッピング」アプリのダウンロード数が最も多かった日は、中国、英国、米国、および全世界のいずれのランキングでも、独身の日またはその前後であったとのこと。

このほか、米国でのショッピングシーズンの幕開けとなるブラックフライデー/サイバーマンデーにまつわる動きも好調で、App Annieでは「ホリデーシーズンにおけるモバイルマーケティングはかつてないほど重要になってきている」としている。

まとめ: 「消費者行動は、アプリ経由が中心に」

今回の調査レポートで分析した市場のほとんどにおいて、ユーザーは平均して毎月80本のアプリをインストールし、そのうち40本近くを使用しているとのこと。

アプリの平均利用時間も成熟市場、新興市場を問わず増加。アプリの利用時間はモバイルブラウザより7倍長く、利用回数も13倍多くなっている。コンバージョン率をみても、アプリはモバイルウェブの3倍近くあるという。

こういった状況をふまえ、App Annieは「アプリに対する消費者の関心は高まり続けており、アプリは顧客との関係を構築するための最も重要なチャネルとなっています。アプリを経由した消費者行動が当たり前の時代に、各企業がより良いモバイル体験を提供することは必須と言えるでしょう」とコメントしている。

調査概要

【調査方法】アプリ市場データ提供サービス「App Annie Intelligence」に含まれる情報を利用して作成

よろしければこちらもご覧ください
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

Web業界の転職情報

もっと見る
Sponsored by

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

アドワーズ
グーグルが提供する、検索連動型広告/コンテンツ連動型広告に出稿できる、キーワード ...→用語集へ

連載/特集コーナーから探す

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]