Facebook広告接触ユーザーの流入率は非接触ユーザーの2.7倍、アイレップとFacebookが共同調査
Facebook広告は直接効果だけでなくユーザーの態度変容を促進する間接効果もあり
2016/10/26 7:00 調査/リサーチ/統計
アイレップとFacebook Japanは、Facebook広告がWebサイト流入に及ぼす直接・間接効果とその後の検索エンジンからの流入に与える影響について共同で実施した調査結果を10月24日に発表した。
同調査では、同じデモグラフィックのターゲットオーディエンスに対し、予算投下レベルを「低」「中」「高」の3グループに分け、さらに各グループにおいて広告の「接触ユーザー群」と「非接触ユーザー群」を設定して広告配信を実施。配信終了後2週間のサイトへの流入数や検索エンジンからの流入数をトラッキングして検証した。
その結果、適切な予算量を投下すると、Facebook広告の「接触ユーザー」は「非接触ユーザー」の2.7倍流入率が上昇することがわかった。また、広告効果を最大化する最適な予算投下量は、予算投下レベル「高」を超えるあたりに存在することを特定したという。
また、Facebook広告の「接触ユーザー」と「非接触ユーザー」の検索経由のWebサイト流入率を比較したところ、「接触ユーザー」は「非接触ユーザー」よりも最大で10%の増分効果を記録していることがわかった。これは、Facebook広告が、広告接触後のユーザーの検索行動に影響を与えていることを意味している。
アイレップは、これらの結果からFacebook広告は直接効果だけでなく購買行動の直前にいるであろう検索ユーザーを拡大し、態度変容促進効果があるとしている。
調査概要
- 調査企画: アイレップ、Facebook Japan
- 調査実施: Facebook Japan
- 調査期間: 2016年8月~9月の2週間(掲載終了後2週間のトラッキングを実施)
- 調査目的: Facebook広告の間接効果・検索行動への影響を調査するため
- 調査方法: 広告費用レベルを「低」「中」「高」の3グループに分け、Facebook広告「接触ユーザー」「非接触ユーザー」の流入率を計測・比較し、リフト率として表示
- 調査詳細: http://www.irep.co.jp/press/release/2016/20161024.html
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