野村総研、全国3万人のパネルで広告出稿前後の効果を測る「InsightSignal‐デジタルパネル」提供開始

大規模なCookieパネルで広告出稿の「前後」を調査できるサービスは国内初

野村総合研究所(NRI)は、デジタル広告施策において大規模なCookieパネルを用いて出稿前後の効果を調査する「InsightSignal‐デジタルパネル」を4月24日から提供開始した。Cookieパネルを用いて広告出稿の前後で消費者の態度や意識の変化を調査できるサービスは国内で初めて。

従来のCookieパネルを用いた効果測定では、広告出稿後しか調査を行わないため出稿前からの変化を計測できなかった。また、同一対象者にメディアへの接触状況を聞き続けるシングルソース調査を用いる従来の「InsightSignal」では、広告手法の多様化やスマートフォンの急速な普及に伴い、多人数のパネルによる調査手法が求められるようになっていた。

今回リリースされた「InsightSignal‐デジタルパネル」では、全国3万人の消費者を対象としたCookieパネルによる大規模調査の利点を生かしつつ、シングルソース調査における広告出稿の事前・事後のアンケート結果を組み合わせることで、広告効果をより正確に把握できる。同サービスの主な特長は次のとおり。

  • 出稿“前-後”での効果測定
  • パソコンとスマートフォンの両方の広告接触を補足
  • 少量出稿にも対応
「InsightSignal‐デジタルパネル」の仕組み
「InsightSignal‐デジタルパネル」の仕組み

同サービスを従来の「InsightSignal」と組み合わせることにより、デジタル広告について、テレビCMとのクロスメディア分析、交通機関・駅や新聞・雑誌などの広告メディアとの分析、さらに販促キャンペーンやPR施策との分析など、プロモーション全体を俯瞰して把握できるようになる。これにより「部分最適」ではなく「全体最適」を目指す戦略立案が可能になる。

「InsightSignal‐デジタルパネル」と従来の「InsightSignal」の違いは次のとおり。

InsightSignalとの比較
InsightSignalとの比較

同サービスの利用料は、「InsightSignal‐デジタルパネル」単体の利用で140万円から、従来の「InsightSignal」とあわせて申し込む場合は100万円から(どちらも税別)。

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