Twitter、プロモツイートでカルーセル形式の広告表示テストを開始

複数の映像やツイートなどを組み合わせ、一貫したストーリーのブランド訴求が可能になる

池田真也(Web担 編集部)

2016年6月7日 7:00

Twitterは6月5日、新しい広告ユニットとして「プロモツイートのカルーセル形式」のテスト運用を開始したことを発表した。

カルーセル形式のプロモツイートは、1つの広告ユニット内に複数のツイートを掲載できる広告商品。広告主は複数のクリエイティブやツイートを組み合わせするなどして、ブランドや商品に関する一貫性のあるストーリーを訴求できるようになる。

またオプションサービスを利用すれば、クリエイティブにTwitterの子会社であるクリエイターマネジメント会社の作品のほか、利用許諾を得たユーザーのレビューツイートなどを組み合わせることもできる。

カルーセル形式の掲載イメージ

カルーセル形式の利用シーンとして、視点が異なる複数の動画を起承転結のストーリーで訴求したり、商品のニーズを示した後に機能や価格などの情報を紹介し、購買ページにリンクしたりするなどが考えられる。

すでに何社かの広告主が活用しており、ディズニーは新作映画「ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」のプロモーションに活用。映画に登場する巨人たちが使う言葉を広めるため、映画の公式アカウントと言葉に関連するTwitter上の会話を組み合わせたツイートによって、ストーリーを訴求している。

カルーセル形式の広告料金は、目的別課金モデルの「ツイートのエンゲージメント」となり、利用者が最初に広告ユニットにエンゲージした分のみ課金される。

プロモツイートのカルーセル形式
https://blog.twitter.com/ja/2016/prtca

プロモツイート
https://business.twitter.com/ja/help/overview/what-are-promoted-tweets.html

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