電通、消費者行動のシングルソースデータベース環境「d-holistics」を構築

「メディア接触調査」をインテージと共同で実施し、シングルソースデータベースを整備

岩佐 義人(Web担 編集部)

2014年9月30日 3:33

電通は、市場調査のインテージが提供する消費者パネルデータを活用し、メディア接触・購買行動・生活意識をシングルソース(同一の調査対象者)で統合分析できるデータベース環境「d-holistics」を構築した、と9月26日発表した。デジタル化の進展やメディアの多様化により、キャンペーンの成功には消費者行動をホリスティック(包括的)にとらえ、効果的な戦略の立案が必要になる。電通はインテージが保有する消費者パネルを対象に、クロスメディアによる「メディア接触調査」をインテージと共同で実施し、独自のシングルソースデータベースを整備した。

従来、分析や効果検証(PDCA)は、ケースごとに異なるデータや手法によって行っていた。d-holisticsでは、ターゲットプロファイリング、コミュニケーションプランニング、メディアプランニング、キャンペーンマネジメントなどにおける分析と効果検証が一度にできるようになるため、従来はなかった統合型のマーケティングソリューションを提供することが可能になったという。

電通
http://www.dentsu.co.jp/

インテージ
http://www.intage.co.jp/

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

今日の用語

エコーチェンバー
「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。 SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでし 用語集 を見てみる