アドビ、モバイル市場のトレンドに関する調査で、モバイルWebブラウジングと画面サイズに相関関係
アドビは、同社の調査レポート「Adobe Digital Index」による2014年版「Mobile Benchmark Report」を9月8日発表した。レポートはWiFiと携帯通信網の利用状況の比較、画面サイズとブラウザの市場シェアの相関関係など、モバイルに関する最新のトレンドを分析している。今回の調査では次世代iPhoneがモバイルブラウザ市場のシェア低下を覆すには、画面サイズの大型化が欠かせないこと、最もモバイル色の強いソーシャルネットワークとして「Pinterest」が台頭していることなどが明らかになっている。Mobile Benchmark Reportは、1万以上のWebサイトに対する180億回のアクセスと7億回以上のモバイルアプリセッションを通じて得たデータをベースとしている。付随するモバイルに関する調査はモバイルユーザー3000人以上と米国企業のマーケター100人以上を対象としたインタビューに基づいて作成した。
Mobile Benchmark Reportによると、モバイルブラウザについて「Chrome Mobile」のシェアが5.7%増の34.6%に拡大したのに対し、「Safari Mobile」は2.6%減の59.1%になった。iPhoneとiPadのシェアは54%と80%で、モバイルデバイスからのWebサイトへのアクセスでは最も多い。モバイルによるWebブラウジングでは、4インチ以上の携帯電話でのWebブラウジングは前年同期比132%増となっている反面、4インチ以下の携帯電話は前年同期比11%減となっている。このことから、同レポートでは、Appleがモバイルブラウザのシェアを低下させないためには、画面サイズの大型化が必要と予想している。Pinterestはアクセスの64%がモバイルブラウザによる。モバイルデバイスによるRPV(1訪問あたりの売上)は「Tumblr」が最大で、「Facebook」を39%上回っていた。
アドビニュースルーム
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