インフラ構築やシステム稼働に必要なサーバーやネットワーク機器、ソフトウェアなどを、管理者が所有する施設内に設置・保有し、運用すること。自社運用と同義。オンプレと略して言われることもある。2006年にAmazonのクラウドコンピューティングサービスであるAWSが登場するまでは、企業のシステム構築・運用はこの方式が一般的であった。
オンプレミスのメリットは、自社の既存システムとの親和性の高さ、企業の意思による自由な運用が可能、堅牢なセキュリティを構築できることなどが挙げられる。一方デメリットとして、初期費用が莫大、運用コストの負担が大きいこと、人材確保が大変、障害対応も自社で行うこと、などが挙げられる。近年は、こうしたデメリットを考慮して、クラウドで構築・運用を行う企業が増えている。