シックス・アパートがCMSの次期バージョン「Movable Type 8」を23年秋にリリース

18年5月の「7」以降の漸進的な機能開発を継続、長期間の利用を想定してアップデート

CMS(コンテンツ管理システム)と関連サービスのシックス・アパートは、CMSプラットフォーム「Movable Type(ムーバブル・タイプ)」の次期バージョン「Movable Type 8」を2023年秋にリリースする、と11月16日に発表した。エンタープライズ(法人)向けに機能強化した「Movable Type Premium」(スカイアーク開発)も8に対応。18年5月の「7」以降の漸進的な機能開発を続けて長期間の利用を想定したアップデートを継続していく。

 

Movable Typeは、オンプレミス(自社所有)環境のサーバーにインストールする「ソフトウェア版」、シックス・アパートが管理するクラウド環境上に構築された「クラウド版」、Amazonの仮想サーバー構築サービス「AWS EC2」に最適化した「AMI(マシンイメージ)版」――の3種類を提供しており、次期8のクラウド版は3カ月に1回、ソフトウェア版とAMI版は年1回リリースして、2年に1回LTS(長期サポート)版をリリースする。

次期8は、大幅なUI(ユーザーインターフェース)の変更はせず、機能追加や機能改善で互換性が確保できるものは漸進的にリリースする。互換性に関わる機能変更や廃止はパッケージリリース時に行う。ライセンス体系は7と同じ予定で、7のライセンスがあってメンテナンスを継続中なら新たにライセンスを購入することなく8を利用できる。クラウド版も7から8へバージョンアップが可能だが、自動アップデートは行われない。

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