AIO/LLMO/GEOにプレスリリースが効果的って本当?
グーグル検索SEO情報②
AIO/LLMO/GEOにプレスリリースが効果的って本当?
悪用・乱用はスパム、必ず対策される (Carly Martinetti on LinkedIn) 海外情報
「AIO/LLMO/GEO(生成AI最適化)にプレスリリースが有効だ」という話を聞いたことがあるだろうか? プレスリリースはLLMやAI検索に引用されやすいとして、プレスリリースを打ちまくっている企業や推奨しているSEO代理店も存在するようだ。
こうした潮流に苦言を呈する投稿を、リンクトインで見かけた。
最近、こんな話を耳にした人も多いでしょう
プレスリリースが復活している。LLMが情報をスクレイピングするようになった今、プレスリリースは不可欠になっている。
このパターンは以前にも見たことがあります。そして……行き着く先も、なんとなく想像がつきます。
「AIに自社を他社より重く評価させるために、クライアントがくしゃみをするたびにプレスリリースを出せ」が標準になれば、まあ、すべての会社がまったく同じことをやるでしょう。その結果、飽和が起きます。
その状態になってしまうと、ノイズだらけでシグナルはなくなります。
何が本当に重要なのかを、LLMにも、人間にも、見分けられなくなります。
これは昔のSEOの手法と同じパターンです。アルゴリズムをハックして一時的に伸びても、すぐに修正が入り、得られた利益は消える。ある意味で裁定取引(アービトラージ)のようなものであり、そこから得ようとしている価値は必ず減っていき、いつかゼロになります。
しかも、その小手先のテクニックを前提に戦略を組んでいたら、結局は振り出しに戻るだけです。
私は「プレスリリースが無意味だ」と言っているわけではありません。本当にニュースがあるときには、今でも使います。その場合は、統計データを入れ、箇条書きで整理し、重要な情報は最初の段落で提示します……人間にもLLMにも好まれる形です。
つまり、私の優先順位は昔から変わっていません。長期的な価値を築く、高い権威性のある掲載先です。そうした取り組みは複利で効いてきます。次のアルゴリズム更新で修正されることもありません。
こうしたサイクルを十分に見てきたからこそ、私はそれが「戦略転換に見せかけた短期的な小技」だとわかります。
おそらく、あなたもそうでしょう。
プレスリリースからのリンクが上位表示に有効だとして、SEOに乱用・悪用された時代があった(長らくSEOに携わっている人なら思い出せるだろう)。同じようなことがAI検索で繰り返されている。はっきり言って単なるスパムだ。
ユーザーに対する有用性とは無関係に、検索エンジン(ここではLLMも含む)での露出を増やすことを主目的とした施策は、短期的に効果をあげたとしても必ず対策される。このコラムの読者には長期視点で取り組んでほしい。
「LLMの露出に有効ですよ」とプレスリリースの乱発を勧めてくるようなSEO代理店とはお付き合いしてほしくない。
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2025年12月のオフィスアワー: SLC TokyoでのライブQ&Aより
突っ込んだ質問やユニークな質問あり (#Google検索オフィスアワー on YouTube) 国内情報
昨年11月に開催されたSearch Central Live TokyoでのライブQ&Aがグーグル検索オフィスアワーとしてYouTubeに公開された。
イベント登壇したグーグル社員たちが回答した質問は次のとおりだ:
- robots.txtとnoindexの使い分け [02:26]
- アルゴリズムアップデートによる順位下落への対応と改善計画の立て方 [04:15]
- Search Consoleの今後の機能追加や改善の方向性 [05:48]
- グーグル検索チームとGeminiチームの連携、およびGeminiのロボット(クローラー)の扱い [07:28]
- AI OverviewsやGeminiなどのAI機能に向けた最適化の必要性 [09:49]
- Search ConsoleでAI機能経由のクリックやインプレッションをより詳細に表示する予定 [13:07]
- グーグル トレンドやSearch Consoleを活用して読者の興味・関心を把握する方法 [14:38]
- ユーザー行動の変化(Z世代など)に伴うSEOの現状と未来 [18:38]
- インデックス率を向上させるための具体的な対策 [25:34]
- グーグル トレンドにおける「トピック」の定義とナレッジグラフとの関係 [27:56]
- 日本語の「ふりがな」を含むコンテンツが検索でどのように処理されるか [33:07]
- インデックスの容量制限と、競合サイトとのインデックス競争 [34:54]
- Search ConsoleでDiscoverのパフォーマンスをデバッグ(表示されない理由の確認など)できるようにする要望 [38:25]
- 構造化データが検索ランキングに与える影響 [42:46]
- AIによる自動翻訳コンテンツの品質管理と検索エンジンでの評価 [45:32]
普段のオフィスアワーでは出てこないような突っ込んだ質問やユニークな質問も飛び出た。回答をチェックしよう。
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GBPのクチコミ「関連性が高い順」ランキング要因
文字数、ローカルガイド、写真、いいねが影響する (Sterling Sky) 海外情報
グーグルビジネスプロフィールのクチコミを「関連性の高い順」で並び替えたとき、どのクチコミが上位に表示されるかを決定する主要な要因を、Sterling Sky(スターリング・スカイ)が分析した。
調査結果では次の要因が口コミの可視性と表示期間を大きく高めることが判明した:
- クチコミの文字数
- ローカルガイドであるかどうか
- 添付された写真
- 高評価(いいね)
一方で、次の要因はランキング順に対して有意な影響を示さなかった:
- クリック率(CTR)
- 特定のクチコミ属性
調査結果の詳細は次のとおりだ:
クチコミの長さは重要である:
長文のクチコミほど、一覧の上位に留まり続ける傾向がある。Sterling Skyの分析では、星1のクチコミは平均244語、星5のクチコミは平均74語であった。100語以上のクチコミは、表示され続ける可能性が高い。ローカルガイドは有利である:
グーグルローカルガイドによって書かれたクチコミは、ローカルガイドではないユーザーのクチコミよりも、一覧の上位に長く留まる傾向がある。プロフィール写真は軽度のプラス効果がある:
プロフィール写真を持つユーザーからのクチコミは、写真のないユーザーのクチコミよりも、わずかに長く一覧で表示され続ける傾向がある。高評価(いいね)は長期的な可視性を支える:
高評価はクチコミの表示を直接押し上げるわけではないが、すでに上位に表示されているクチコミにおいては、2件以上の高評価が付いたものは、平均して約100日長くトップ10に留まった。クチコミ内の写真は強い影響を持つ:
クチコミに写真を追加すると、上位付近に表示され続ける期間が大幅に延びる。既存の好意的なクチコミに写真を追加することで、上位クチコミが入れ替わり、否定的なクチコミを押し下げることさえある。クチコミ属性は役に立たない:
グーグルビジネスプロフィールのクチコミに付与されるサービス属性やクチコミ属性は、表示期間に対して中立的、もしくはマイナスの影響を示した。投稿者の活動量は無関係である:
ユーザーが他で投稿したクチコミ数や写真数は、クチコミの目立ちやすさに有意な影響を与えない。CTRはクチコミの並び順に影響しない:
CTRはローカルランキング要因ではあるが、テストの結果、プロフィール内でのクチコミ表示順には影響しないことが示された。感情評価だけでは要因にならない:
否定的なクチコミが本質的に目立ちやすいわけではない。同様の関連性シグナルを持つ好意的なクチコミは、同等に上位表示される。
結果を踏まえて、次のように調査は締めくくっている。
ビジネスは、クチコミの並び順を直接操作しようとするのではなく、実際の顧客からの具体的で詳細なクチコミを獲得し、可能な場合には写真の追加を促すことに注力すべきである。
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Cloudflareデータで見る2025年の通信白書
AIの影響がインターネットトラフィックにも現れている (Cloudflare ブログ) 国内情報
大手CDNプロバイダのCloudflare(クラウドフレア)が、2025年の1年間に観測したインターネットの動向や傾向を、同社のネットワーク利用データを基にまとめた。
ボリュームのある記事なので、重要なポイントをGeminiでスライド形式にまとめてみた。
興味深いデータを豊富に含んでいるのでないだろうか。もっと掘り下げたい人は元記事のレポートを参照してほしい。
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グーグル検索チームが2025年に主催したイベントの振り返り
2026年のイベントにも期待大 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
グーグル検索チームが、2025年に主催したSearch Central Liveイベントのハイライトを公式ブログで報告した。
7月にバンコクで開催されたSearch Central Live Deep Diveは、これまでの形態とは異なり、より突っ込んだ内容を3日間かけて検索チームが解説した。満足度はほぼ100%だったそうだ。
また、お馴染みのライトニングトークに加えて、ポスターセッションも新たに導入した。好評だったとのことである。
11月に東京で2年ぶりに開催されたSearch Central Live Tokyoにも触れている。参加率は92%で、チケット購入が不要なイベントとしては、ほぼ前例のない数字だったそうだ。
2026年はどんなイベントを主催してくれるのだろうか? 期待しておこう(できれば次回はWeb担のセミナーイベントと日程が重ならないようにしていただけるとありがたい)。
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