セブン&アイHD ネット子会社2社を合併 オムニチャネル戦略などを担う中核会社に
セブン&アイ・ホールディングスは1月7日、子会社のセブン&アイ・ネットメディア(本社東京都、後藤克弘社長)と通販サイト運営のセブンネットショッピング(本社東京都、鈴木康弘社長)を3月1日付で合併すると発表した。セブン&アイ・ネットメディアが存続会社となる。セブン&アイはセブンイレブンなどの店舗とネットを融合させた「オムニチャネル」戦略を打ち出しており、存続会社をグループのIT戦略を担う中核会社として明確化する。
セブン&アイ・ネットメディアは08年に中間持ち株会社として設立。セブンネットショッピングのほか、チケットなどを販売するセブンドリーム・ドットコム(本社東京都、井阪隆一社長)、雑誌出版のセブン&アイ出版(本社東京都、青木繁忠社長)などの事業会社を傘下に置く。
セブン&アイ・ネットメディアが持つセブンネットショッピングの株式の割合は85.19%。吸収合併するにあたって、セブンネットショッピングの既存株主にはセブン&アイ・ホールディングスの株式を割り当てる。これにより、セブン&アイ・ネットメディアは吸収合併後もセブン&アイ・ホールディングスの100%子会社を維持する。
存続会社の社長は後藤克弘社長が引き続き就く。セブンネットショッピングの鈴木康弘社長は兼任している存続会社の取締役に引き続き就任する。
セブンネットショッピングの13年2月期の売上高は267億6000万円、営業利益は1億5600万円、経常利益は1億5900万円、当期純利益は7900万円だった。
・株式会社セブン&アイ・ホールディングス
→ http://www.7andi.com/
・株式会社セブン&アイ・ネットメディア
→ http://www.7andinm.co.jp/
・株式会社セブンネットショッピング
→ http://company.7netshopping.jp/
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