忙しいWeb担当者のためのそのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルをそのまま使用・配布OK!
そのまま会議に出せる!Facebookネタ

Facebookページインサイトが刷新、コメントソート機能など新機能ラッシュとテキスト20%ルール撤廃

今月は、インサイトのアップデート、テキスト20%ルール撤廃、グラフ検索など、旬の6つのネタを紹介する。

本連載の特徴 「Facebookの仕様がまた変わっている!」「いつの間にこんな機能が?」……そんなWeb担当者をフォローすべく、最新のFacebookネタを厳選して紹介していく(月1回連載)。

記事内容のポイントをまとめたPowerPointファイルは、自由に転載・コピー・共有・配布できます。会議の資料として、社内の勉強会で、部内の情報共有に、ぜひご自由にお使いください。
※PowerPointファイルの最終ページに記載されている「利用上の注意」に従ってください。

今回の内容

そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
skdfbn011.ppt
全15ページ/2.17MB
  1. より詳細な分析が可能に、Facebookページインサイトがアップデート
  2. カバー写真の規約が改編、テキスト20%ルールが撤廃に
  3. 自社サイトへの送客増に貢献!? リンク投稿画像のアップロードが可能に
  4. 「グラフ検索(Graph Search)」公開へ! まずは米国から
  5. 人気のコメントを上部に表示、コメントの「ソート機能」が提供開始
  6. 投稿ネタTIPS―「夏といえば海」―
そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
これらの画像をクリックしても、ファイルダウンロードは可能です。

ネタ1より詳細な分析が可能に、Facebookページインサイトがアップデート

Facebookは6月19日(米国時間)、Facebookページインサイトのアップデートを発表しました。Facebookでは今回のアップデートにあたり、同ツールについてのフィードバックを集め、より実用的なツールとしての改善を行うとのことです。

アップデート展開予定

現在、日本国内でも一部のユーザーから順次展開されています。

「概要」ページのアップデート

  • 大きく3つの推移が表示されます。
    • ページへのいいね!
    • 投稿のリーチ
    • 交流度(投稿のエンゲージメント)
  • 従来の「話題にしている人」の推移が、「ページへのいいね!」と「交流度」に分かれています。

    ※「ページへのいいね!」と「各投稿への反応」の性質は異なるため、より詳細な分析が必要です。
  • エンゲージメントの計測対象として「クリック数」が追加されています。

「概要」ページのアップデート

各属性の表示

「概要」ページの「ページの投稿」に表示される、各投稿をクリックすると、より詳細な情報(各投稿のリーチ、エンゲージメント数など)が表示されます。

※右に表示される数値は、ファンにシェアされた投稿に対しての値の合算値となります。
各属性の表示

エンゲージメントの属性を表示

  • 新しい属性項目、何かしらのアクションを実行した人の属性が追加されます。

    ※「何かしらのアクションを実行した人」…ファン・非ファン含めページの投稿に関与をした人が含まれる。
  • 投稿がどのようなユーザーに届いているか理解するため、性別・年代については、「何らかのアクションを実行した人」と「ページのファン」数が同グラフで表示され、比較しながら見ることができます。

エンゲージメントの属性を表示

参照元:Facebook Studio :: Blog | Updating Page Insights | Latest News and Updates

ネタ2カバー写真の規約が改編、テキスト20%ルールが撤廃に

7月3日(日本時間)、Facebookページ・カバー写真のテキスト20%ルールが廃止となりました。これにより、カバー写真へのテキスト掲載の制限がなくなりました。

テキスト20%ルール

1月より、カバー写真全体の「テキストの占める割合が20%を越える」画像の使用が禁止されていました。

具体的には、画像を全25マスに分割し、掲載テキストが含まれるマスが5つ以上ある場合は規約違反と判定されていました。

今回の改編により

カバー写真へのテキスト掲載に関する規約が廃止となり、テキスト掲載に関する制限がなくなりました。

全25マスのうち9マスにテキストが含まれるため規約違反
全25マスのうち9マスにテキストが含まれるため規約違反
テキストに関する制限がなくなったため使用可
テキストに関する制限がなくなったため使用可

注意

スポンサー記事でカバー写真を使用するなど、カバー写真を広告として使用する場合は、従来どおりテキスト20%ルールが適用されますので注意が必要です(20%を超える場合は規約違反となる)。

ネタ3自社サイトへの送客増に貢献!? リンク投稿画像のアップロードが可能に

タイムラインにリンクつきの投稿を行う場合、投稿時にサムネイル用画像をアップロードできるようになりました。サムネイルに魅力的かつ最適な画像を指定することで、自社サイト送客への貢献も期待できます。

従来のリンク投稿の画像指定

専用の画像をWeb上にアップロードし、リンク先のページのHTMLソースにOGP(Open Graph Protocol)として「<og:image>」を指定する必要がありました。もしくはページに掲載の使用可能サイズの画像を選ぶ必要がありました。

サムネイル画像のアップロード方法

投稿時のプレビューより「画像をアップロード」
投稿時のプレビューより「画像をアップロード」
アップロードをした画像がタイムライン・ファンのニュースフィード上でサムネイルとして表示される
アップロードをした画像がタイムライン・ファンのニュースフィード上でサムネイルとして表示される
※従来同様、ページタイトル・ページの説明も編集可能

想定される展開

  • 従来以上にサムネイル画像の指定が柔軟に対応できるようになります。
  • サムネイルのクリエイティブ、自社サイトへの送客を見込んでの選定がより重要となります。

ネタ4「グラフ検索(Graph Search)」公開へ! まずは米国から

7月8日(米国時間)、Facebookはかねてよりテストを行っていた「グラフ検索(Graph Search)」について、英語(米国)利用ユーザー限定での公開を発表しました。

グラフ検索の機能

Facebookユーザーにもっとも関連性の高い人々、写真、場所、関心事を見つけることができる検索機能です。

たとえば、「トレイルランニングが好きな友だち」を検索すると……

トレイルランニングが好きな友だち

「トレイルランニングが好きな友だち」が一覧で表示されます。

利用可能ユーザー

  • 現状、英語(米国)利用ユーザーのみですが、今後、他言語も対応予定とのことです。ただし、対応時期など詳細は未定です。
  • グラフ検索」ページの「検索を試してみる」より、テスト利用(イメージ)を確認できます。

【例】リンク「検索を試してみる」を押すと……

自分の街に住んでいる(居住地の設定が同じ)人

「自分の街に住んでいる(居住地の設定が同じ)人」 の一覧が表示されます。

グラフ検索に対しての共有範囲の設定

7月16日現在、日本語ユーザーの「グラフ検索」の利用はできませんが、自身の情報が他ユーザーに検索される場合の共有範囲を指定することはできます。

グラフ検索機能の導入により、従来以上に友だちではないユーザーからの検索対象となる可能性が高くなります。これを機に見直しておくとよいでしょう。

アカウント設定方法

[アカウント設定]>[共有設定]>[プライバシー設定とツール]
https://www.facebook.com/settings?tab=privacy

アカウント設定>共有設定>プライバシー設定とツール
 

各項目の右横の「編集」を押しそれぞれの「共有範囲」を以下に設定できます。

自分のみ検索で他の人に表示されることはない。
友達友達の検索結果のみに表示される。
公開検索したすべての人に表示される。

参照元:グラフ検索

ネタ5人気のコメントを上部に表示、コメントの「ソート機能」が提供開始

6月19日(米国時間)、Facebookページへの各投稿のコメントのソート(並び変え)機能が実装されました。現在は、日本国内のFacebookページにも対応しています。

ソート機能の概要

ソート機能の概要
  • コメントフィールド右に表示されたタブより、「人気のコメント」「最近のアクティビティ」のいずれかの順番で並び替えができます。

  • 管理者だけでなくユーザー側でも利用可能です。

  • ページの管理設定で、ユーザーからのコメントを許可しているページでのみ対応可能です。

人気のコメント

  • “いいね!”や返信などのアクションが多い順に表示されます。
  • スパムとして報告されたコメントは下部に表示されます。

最近のアクティビティ

  • 時系列順で表示されます。

企業のユーザーコメントへの返信表示

従来は、アクションの多いコメントが優先的に上部に表示されるなど、返信を行ったコメントとの対応がわかりづらいことがありました。

今回の変更で、企業の返信が該当のユーザーコメントの下に表示されるようになり、わかりやすくなります。

参照元:Facebook allows ability to sort comments chronologically or by activity

ネタ6投稿ネタTIPS―「夏といえば海」―

7月後半といえば季節も「夏」真っただ中ですね。前回に引き続き夏をテーマにした投稿事例をご紹介します。夏の定番といえば「海」。そんな季節の定番と企業らしさをあわせ、ファンからの共感につなげていた、2012年夏の投稿事例をピックアップしています。

セブン-イレブン・ジャパン

Case.1 セブン-イレブン・ジャパン
https://www.facebook.com/711.SEJ

 

担当スタッフが実際に昨年の夏休みに訪れた海を紹介。夏休みらしく「今日はちょっと商品や仕事から離れて」とときに変化球を投げている点もポイントといえます。

  • 投稿日:2012年7月20日 (金)
  • いいね!数:1,017
  • コメント数 :25
  • シェア数:47
  • 投稿時のファン数:45,529人
  • エンゲージメント率:2.23%
  • エンゲージメント率平均(直近25件):1.76%
セブン-イレブン・ジャパン
 

夏らしくビールのおつまみにあう商品を浜辺で紹介。「浜辺に挿すと風がふいても飛ばない」と、海での食べ方を提案している点もよいです。

  • 投稿日:2012年8月3日(金)
  • いいね!数:1,047
  • コメント数:27
  • シェア数:37
  • 投稿時のファン数:80,101人

Case.2 土屋鞄製造所
https://www.facebook.com/tsuchiyakaban

土屋鞄製造所

「海の日」に、浜辺で自社の商品・「鞄」を貝殻で表現。

  • 投稿日:2012年7月16日(火)
  • いいね!数:6,261
  • コメント数:64
  • シェア数:35
  • 投稿時のファン数:40,852人
  • エンゲージメント率:6.55%
  • エンゲージメント率(直近25件):2.21%

Case.3 JTB
https://www.facebook.com/jtb.jp

JTB

沖縄は9月でも楽園リゾート。イメージを想起させる「海」の写真とあわせて、9月の旅行を提案しています。

  • 投稿日:2012年8月10日(金)
  • いいね!数:3,659
  • コメント数:44
  • シェア数:70
  • 投稿時のファン数:74,042人
  • エンゲージメント率:5.11%
  • エンゲージメント率平均(直近25件):0.86%
キリンラガービール

Case.4 キリンラガービール
https://www.facebook.com/lager.jp

 

「海」には行きたいけれど、なかなか行けない。そんなファンに向けて、クーラーボックスにビールを入れて近場のプールで夏を満喫。そんな過ごし方を提案。

  • 投稿日:2012年7月18日(木)
  • いいね!数:2,510
  • コメント数:38
  • シェア数:36
  • 投稿時のファン数:27,152人
  • エンゲージメント率:9.89%
  • エンゲージメント率平均(直近25件):2.66%
伊藤ハム / ITOHAM FOODS inc.

Case.5 伊藤ハム / ITOHAM FOODS inc.
https://www.facebook.com/itoham

お馴染みのハム係長が海に潜っています。同画像はカバー写真にも活用されています。

  • 投稿日:2012年7月31日(水)
  • いいね!数:696
  • コメント数:23
  • シェア数:22
  • 投稿時のファン数:27,492人
  • エンゲージメント率:2.70%
  • エンゲージメント率平均(直近25件):1.04%
チキンラーメン ひよこちゃん

Case.6 チキンラーメン ひよこちゃん
https://www.facebook.com/nissinchikinramen

 

こちらもキャラクター「ひよこちゃん」が海水浴。伊藤ハムの事例と同様に、カバー写真にも活用されています。

  • 投稿日:2012年8月2日(木)
  • いいね!数:2,870
  • コメント数:71
  • シェア数:175
  • 投稿時のファン数:10,282人
  • エンゲージメント率:28.38%
  • エンゲージメント率平均(直近25件):4.97%
◇◇◇

『そのまま会議に出せる!Facebookネタ』連載11回目でしたが、いかがでしたでしょうか? 本コラムでは、今後もFacebookを中心とした最新かつ重要な情報を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

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