ヤフーは10月1日から、個人ユーザーが固定価格で商品を売買できるサイト「ヤフーバザール」を開設する。「ヤフーオークション」でも商品を固定価格で販売するユーザーが増えており、ニーズが高いと見て別サイトとして展開することにした。オークションでも引き続き固定価格で販売可能だが、固定価格販売サイトを切り分けることで、オークションは競りを中心としたマーケットに回帰させて、魅力を高めていく。
出品者はヤフーのプレミアム会員であることが条件で、事前登録が必要となる。固定費用はかからず、販売手数料は商品販売価格の9.45%。このほかポイント原資負担として1%をヤフーに支払う。現時点では、出品者はポイントの付与率を高めることはできない。
決済はヤフーが仲介し、購入者が商品を受け取ってから、手数料を差し引いた代金を出品者に支払う。1回の購入ごとに入金される仕組みとなっている。
10月1日~11月14日はオープニングキャンペーンとして販売手数料を無料とする。
ヤフーは「出品者にとってはオークションよりも簡単に出品ができ、購入者にとってはショッピングと同じ感覚で買い物を楽しめるメリットがある
」(広報室)としている。
・Yahoo!バザール
→ (2012年10月1日より)bazar.yahoo.co.jp
・Yahoo!バザールのティザーページ
→ http://topics.ec.yahoo.co.jp/bazar/promo/introduction/p/index.html
・Yahoo! JAPANのプレスリリース
→ http://pr.yahoo.co.jp/release/2012/0912a.html
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