イオンがショッピングポータル「イオンスクエア」開設 会員3000万人を目指す
初年度1000万人、3年後に3000万人の会員を持つサイトに育てていく考え
2012年8月9日 7:00
イオンは8月10日、ECサイトとリアル店舗の情報を一元化して提供するショッピングポータルサイトを開設する。物販だけでなく、ゲームや占いといったコンテンツも合わせたポータルサイトにする。イオンのECサイトと、ネットスーパーの会員は合計で約700万人。今後、イオンが提供する電子マネーWAON(ワオン)の会員やクレジットカード会員も新サイトに誘導して、初年度1000万人、3年後に3000万人の会員を持つサイトに育てていく考え。
開設するサイトの名称は「イオンスクエア」。イオンのEC子会社イオンリンク(本社千葉県、小玉毅社長)が運営する。
現在はそれぞれ別々に運営している、「イオンネットスーパー」とイオンのECサイト「イオンショップ」を「イオンスクエア」内に統合する。ユーザーが指定した最寄り店舗のお買い得情報やキャンペーン情報なども発信する。リアル店とECとの連携を図っていく予定だ。
「イオンスクエア」の開設と同時に、約700万人の既存ネット会員は、自動的に「イオンスクエアメンバー」に統合される。ポイントも統合して、ECとネットスーパーのほか、ゲームなどにも利用できるようにする。
「イオンの共通ID、共通ポイントの整備を図り、お客さまにイオンならではの幅広い品ぞろえを提供する。ワンストップで買い物ができる日本最大級のクリック&モルタル型のポータルサイトを追求する
」(イオン広報)としている。
既存のECサイト「イオンショップ」と「イオンネットスーパー」は当面の間、「イオンスクエア」にリンクさせる形をとり、今秋のリニューアルで統合が完了する予定。
・イオンスクエア(AEON SQUARE)
→ https://www.aeonsquare.net/
・イオン株式会社とイオンリンク株式会社のプレスリリース
→ http://www.aeon.info/news/2012_1/pdf/120725R_2.pdf(PDF)
※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。
バックナンバー
この記事の筆者
「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。
このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。
筆者の人気記事
楽天が「楽天24」事業をケンコーコムに譲渡 日用品EC市場拡大で関与弱める
2013年12月19日 7:00
化粧品ECのイノベートが薬事法違反 商品自主回収へ
2010年8月26日 7:00
ヤフー+ローソンが食材宅配「スマートキッチン」開始 スマホ・タブレットで注文可能
2013年2月6日 7:00
武雄市がFacebookで特産品販売「F&B良品TAKEO」で年商10億円目指す
2011年11月28日 7:00
ピジョン 英ベビーブランドMamas&PapasのECサイト開設
2010年3月17日 8:00
楽天スーパーセール流通額260億円 目標届かず セール慣れの指摘も
2013年1月9日 7:00

