レコメンドサービスなどを提供するALBERT(アルベルト、本社東京都)は9月26日、顧客の行動履歴を時間軸で分析して、顧客がネット通販で買いたくなるのはいつかを予測するサービスを開始した。予測されたタイミングに合わせてサイト上で商品をレコメンドで掲載したり、販促のメールや電話をすることで購入につなげていく。通販会社からの要望が多いと見て、サービスを提供していく。
通販向けにコールセンターサービスなどを提供しているバーチャレクス・コンサルティング(本社東京都)と共同で展開していく。消費者の行動履歴の分析をアルベルトが行い、システムの構築をバーチャレクス社が主に担当する。
顧客の年齢や性別だけでなく、過去に購入した商品や注文ツールなどからも顧客のセグメント分けを行う。それぞれのセグメントの顧客が、あるイベントに対して、いつアクションを起こしたかというデータをもとに、購買確率の高くなる時期を予測する。
システムの構築費用は、それぞれの企業の分析範囲によって異なり、2000万円~1億円の初期費用が必要としている。大手ECもしくは通販企業の利用を見込む。「通販だけでなく、保険や旅行などを販売する企業にも導入を見込んでいる
」(広報)としている。アルベルトの新たな事業の柱として育成していく考えだ。
・ALBERT「買いたいタイミングを予測」するサービス提供開始(リリース)
→ http://www.albert2005.co.jp/release/archives/201109/26_140000.html
※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。
バックナンバー
この記事の筆者
「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。
このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。
筆者の人気記事
楽天が「楽天24」事業をケンコーコムに譲渡 日用品EC市場拡大で関与弱める
2013年12月19日 7:00
化粧品ECのイノベートが薬事法違反 商品自主回収へ
2010年8月26日 7:00
ヤフー+ローソンが食材宅配「スマートキッチン」開始 スマホ・タブレットで注文可能
2013年2月6日 7:00
武雄市がFacebookで特産品販売「F&B良品TAKEO」で年商10億円目指す
2011年11月28日 7:00
ピジョン 英ベビーブランドMamas&PapasのECサイト開設
2010年3月17日 8:00
楽天スーパーセール流通額260億円 目標届かず セール慣れの指摘も
2013年1月9日 7:00
